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知ってほしい 子ども虐待のこと

ページID:0003221 更新日:2022年12月12日更新 印刷ページ表示

「子育て、一生懸命やってもうまくいかない…どうしたらいいかわからない」「子育て、こんなはずじゃなかったのに…」こんな状況からも、子ども虐待は起こることがあります。

 子ども虐待はなぜ起こるのかをみなさんに知ってもらい、社会全体の問題として考えていくことが大切です。

どのような行為を子ども虐待というの?

 子ども虐待は、次の4つのパターンに分類されます。たとえしつけのつもりでも、子どもの立場からみて子どもの身体や心が傷ついていれば、虐待です。

虐待の4つのパターン

身体的虐待 ・たたく・なぐる・ける
・首をしめる
・激しくゆさぶる
・ベランダや屋外に長時間出しっぱなしにする  など
心理的虐待 ・言葉でおどす・どなる
・無視する
・他のきょうだいと差別する
・子どもの前で家族などへの暴力や暴言  など
ネグレクト
(育児の放棄・怠慢)
・家に閉じ込める、置き去りにする
・食事を与えない
・病気になっても病院に連れて行かない
・自動車の中に放置する
・ひどく不潔のままにさせる  など
性的虐待 ・性的行為の強要
・性器を触る・触らせる・見せる
・ポルノ写真の被写体にする  など

子ども虐待による子どもへの影響は?

 子ども虐待は、身体への影響はもちろん、心の発達や人格の形成に深刻なダメージを与え、大人になってもその影響が残ることがあります。虐待を受けた期間や内容、年齢や性格によって、虐待の影響も様々な形で現れます。

身体への影響

 なぐる・けるなどの暴力によって、あざや切り傷、骨折などの外から見える傷のほか、頭がい骨内出血など、外から見えない傷を負うこともあります。心理的虐待やネグレクトも含めて、虐待を受けた子どもには、発育不全がみられることもあります。

行動・情緒・性格面への影響

 子どもは、自分が悪いから虐待されるのだと思ったり、自分は愛情を受けるに値する存在ではないと感じたりすることがあり、心に不安やおびえ、自己否定感を引き起こしてしまうことがあります。 また、子どもが暴力を受けることで、子どもが暴力で問題を解決することを学習し、攻撃的な行動をとるようになることもあります。

知的発達への影響

 日常的な家族とのかかわりの不足や、安心できない環境での生活などにより、知的発達が十分に得られないことがあります。また、子どもの年齢や発達状況にそぐわない過大な要求をすることなどにより、結果として子どもの知的発達をさまたげてしまうこともあります。

体罰・暴言は子どもの脳の発達に深刻な影響を及ぼします 

 脳画像の研究により、子ども時代につらい経験をした人は、脳に様々な変化を生じていることが報告されています。親は「愛の鞭(ムチ)」のつもりだったとしても、子どもには目に見えない大きなダメージを与えているかもしれないのです。
 
※平成28年度 厚生労働科学研究費補助金 健やか次世代育成総合研究事業 体罰によらない育児を推進するための啓発資材「子どもを健やかに育むために ~愛の鞭ゼロ作戦~」より抜粋・一部改変

子ども虐待はなぜ起こるの?

 子ども虐待は、多様な事がらがいくつか重なった時に起こりやすくなるといわれています。家族関係や経済状況などの変化により、どの家庭でも起こりうることです。
虐待に至るおそれのあるもの
保護者の事情
・暴言・暴力・無視などをされた経験
・保護者の心身の不調や障害
・子どもの育て方が分からない  など
保護者からみた子どもの事情
・子どもが泣いてばかり
・子どもがいうことを聞いてくれない
・発達の問題や障害・性格による
 育てづらさ  など
家庭内のストレス
・経済的に苦しい
・介護・看護に追われる
・家事に追われる
・転居・転職のくりかえし  など
ひとりで子育て
・引っ越してきて知り合いがいない
・実家が遠い
・近所づきあいがない
・子育てを誰も助けてくれない  など
※これらに当てはまるからといって、必ずしも虐待が起こるとは限りません。

子育て中のみなさんへ 1人で悩んでいませんか?

 
 「子どもがかわいく思えない」「子育てから逃げ出したい」そう思うのは決してあなただけではありません。「身近に相談する人がいない」「家族のことだから相談しづらい」などと、困りごとを1人で抱えていませんか。不安や悩みをそのままにしていると、子どもへの虐待の引き金となってしまうことも。
 市役所や各機関・団体には、子育て家庭を助ける様々なサービス(各種手当などの経済的支援・お子さんの預かりなどの子育て支援、お子さんの療育などの発達支援、保護者の疾病や障害に関する支援など)があります。子ども相談センターでは、相談内容やご家庭の状況に応じて利用できるサービスをご案内し、少しでも子育ての負担を減らし、保護者の方とお子さんが安心して暮らせるように一緒に考えていきます。お気軽にご相談ください。

子育て家庭をあたたかく見守って

 
 保護者やお子さん自身が苦しんでいても、周囲に助けを求められずにいることがあります。身近な人で心配な様子がみられたら声をかけ、相談機関を紹介してください。
 また「本人に話しかけるのはちょっと」という場合は、みなさんからご相談ください。相談した方のプライバシーは法律で守られ、情報が間違っていても、罰せられることはありません。匿名でも受け付けています。地域の方の気づきと相談により、保護者とお子さんへのすみやかな支援につながります。

子ども虐待の相談窓口

相談先 電話番号 相談時間
子ども相談センター
(子ども福祉課内)
047-484-2954 月曜~金曜日(祝日・年末年始を除く)
午前8時30分~午後5時
母子保健課(保健センター内) 047-486-7250 月曜~金曜日(祝日・年末年始を除く)
午前8時30分~午後5時
指導課(教育委員会内) 047-481-0301 月曜~金曜日(祝日・年末年始を除く)
午前8時30分~午後5時
対象:小・中学生
千葉県中央児童相談所 043-253-4101 月曜~金曜日(祝日・年末年始を除く)
午前9時~午後5時
子ども・家庭110番
(千葉県中央児童相談所)
043-252-1152 24時間・365日受付
児童相談所全国共通ダイヤル 189
(いちはやく)
24時間・365日受付
(お近くの児童相談所につながります)
※緊急を要する場合は、110番(警察署)へ
 子ども虐待防止のオレンジリボン

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