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直木賞ノミネートの実力派ミステリー作家、芦沢央が、作家生活10周年記念として手掛け第76回日本推理作家協会賞を受賞した「夜の道標」をドラマ化。1996年に起きた殺人事件を担当する刑事が、2年間にわたり逃亡を続ける容疑者の足取りと殺人の動機を追いながら、事件に潜む真実に迫っていく。バラバラに思えた点と点がつながった時、思いも寄らぬ社会の闇が浮き彫りになっていく本格社会派ミステリー。
自身も家庭に問題を抱える窓際刑事・平良正太郎を演じるのは「連続ドラマW トクソウ」以来、WOWOWドラマ11年ぶりの主演となる吉岡秀隆。事件をシビアに追いながらも、奥底に温かみを持つ吉岡ならではのまなざしが、本作に強い印象を残す。そして殺人事件の容疑者で逃亡犯の阿久津弦役には、ロックバンドRADWIMPSで活動しながら俳優としても評価の高い野田洋次郎。ほかに、阿久津をかくまう長尾豊子役を瀧内公美、平良刑事とバディを組む巡査・大矢啓吾役を高杉真宙が演じる。
最後にたどり着く“たった一つの真実”に、あなたは何を思うか――。かつて現実にあった社会問題に果敢に切り込んだ衝撃作をお見逃しなく。
市役所庁舎で撮影されましたので、ぜひご覧ください。