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まだ食べられるのに廃棄される食べ物のことを「食品ロス」といいます。日本では、年間約472万トン(令和4年度推計)の食品ロスが発生しています。これがどのくらいの量かを例えると、「国民全員が毎日ごはんを一杯ずつ捨てているのと同じくらいの量」になります。
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約470万トンの食品ロスのうち、約236万トンが食品産業から発生し、約236万トンが家庭から出ています。下記に食品ロスを減らすために何をしたら良いのかの具体例を挙げます。ここに載っている例以外にも取り組めることがあると思いますので、創意工夫し食品ロスを減らしましょう。
外食時に、注文した料理を食べきれずに残してしまったことはありませんか。
ドギーバッグとは飲食店で食べ残した料理を持ち帰るための容器や袋のことです。
飲食店で食べ残した料理は廃棄物になってしまいますが、ドギーバッグなどで持ち帰れば食品ロスを減らすことができます。
食べ残した料理は、食品衛生上の問題を十分理解した上で、飲食店の許可を得て自己責任の範囲で持ち帰るようにしましょう。
なお、飲食店の方が持ち帰りを許可する場合は、食品衛生上の注意事項等を十分に説明しましょう。
12月、1月は忘年会や新年会等の宴会の時期です。毎年、宴会での食べ残しが問題となっており、飲食店から排出される廃棄物の中で一番量が多いものは食べ残し等による食品残さと言われています。
宴会での食べ残しを減らす運動として、「30・10運動」という長野県松本市発祥の運動があります。30・10運動とは、「乾杯後30分と宴会終了前10分前は料理を楽しみ、食品ロスを減らす運動」です。
食品ロスの削減を総合的に推進することを目的とし、「食品ロスの削減の推進に関する法律」が令和元年10月1日から施行されており、食品ロス問題への注目が、より一層高まっています。
宴会時には、30・10運動を積極的に実施していただくよう、ご協力をお願いします。
フードバンクとは、まだ食べることができるのに、廃棄される予定の食品や食材を、家庭や企業などから引き取り、食べ物を必要としている人達や施設等へ無償で届ける活動のことをいいます。
千葉県内では、フードバンクちばがこれらの活動を行っており、定期的に「フードドライブ」を開催しております。これらの活動を活用することは、生活に困窮している人の支援だけではなく、食品ロス削減にもつながります。
ごみの減量、および貴重な食料の有効活用を図ることを目的として、平成31年4月から「食品ロス削減アクションプラン」を策定し、その後においても引き続き食品ロス削減の取組を実施するため、年度ごとに見直しを行い策定しています。
なお、本市では可燃ごみのうち約3割が厨芥類で占められていることから、食べ残しなどを削減することが全体のごみ減量につながるとの認識の下、令和3年3月に新たに策定した「八千代市一般廃棄物処理基本計画」において、令和10年度までに、令和元年度における市民1人1日当たりの食品ロス量40.7gから12g削減する目標を定めています。
・食品ロス削減アクションプラン(令和6年度版) [PDFファイル/467KB]
「おいしい食べ物を適量で残さず食べきる運動」の趣旨に賛同する普通地方公共団体により、広く全国で食べきり運動等を推進し、以て3Rを推進すると共に、食品ロスを削減することを目的として設立された自治体間のネットワークです。
活動内容は下記のとおりとなります。
ふだん食べている食品を少し多めに買い置きして、食べたらその分を買い足していくことを「ローリングストック法」といいます。
特別なものを買わずに、備蓄することができ、食品ロスの削減にもつながります。
「八千代フリーマーケット」「八千代どーんと祭」等のイベント会場に啓発ブースを設置し、ごみ減量や食品ロス削減に関するパネルの展示、チラシの配布、アンケート調査などを実施しています。