
本市では、千葉県北西部を震源とした直下地震の発生が心配されており、県の公表では、甚大な被害が想定されています。また、地震以外にも、台風やゲリラ豪雨による風水害が毎年のように全国各地で発生しており、本市でも同じような災害がいつ起きてもおかしくない状況です。
また、近年は、新型コロナウイルスの影響などもあり、市民同士のつながりが希薄となったことで、自助を学ぶとともに共助を育むための集まりの場が減少し、共助の中核である自主防災組織の構成員の高齢化が進んでいることなど、防災に関する課題が顕在化してきています。
今年度の総合防災訓練は、子どもを通じた家族内における「自助」、「共助」の精神を育む場を設け、「共助」の中核である自主防災組織の重要性を現役世代にアピールするとともに、防災関係機関の取り組みを広く市民に伝えることで、防災意識・知識の啓発を図ることを目的として、市民参加・体験型訓練を実施します。
大規模災害が発生した際、自分自身が無事でなければ、家族や地域の人を守ることはできません。災害による被害を最小限に抑えるためにも、訓練に参加し、発災時の行動などについて今一度考えてみましょう。