ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 健康福祉部 > 健康づくり課 > ダニ媒介感染症に注意しましょう

本文

ダニ媒介感染症に注意しましょう

ページID:0003015 更新日:2022年12月12日更新 印刷ページ表示

 ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬まれることによって起こる感染症のことです。ダニ媒介感染症には、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱などがあります。
 人が野外作業や農作業、レジャー等でこれらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあります。8月には県内でもダニに咬まれることによる日本紅斑熱の報告がありました。特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。予防方法を参考に、マダニに咬まれないように注意しましょう。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは

 マダニに咬まれてから6日~2週間後、原因不明の発熱、消化器症状(食欲低下、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛)を中心に、頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸不全症状、出血症状(歯肉出血、紫斑、下血)が出現します。毎年、国内では60~100件の発生報告があり、死亡者も報告されています。

日本紅斑熱とは

 病原体を保有するダニに咬まれてから2~8日後、頭痛、発熱、倦怠感が出現する。近年、国内で年間200件を超える発生報告があり、死亡者も報告されています。

その他のダニ媒介感染症は下記のリンクからご覧ください。

ウイルスを保有するマダニ

 マダニ類は、固い外皮に覆われた比較的大型(種類にもよりますが、吸血前で3~8mm、吸血後は10~20mm程度)のダニで、主に森林や草地等の屋外に生息しており、市街地周辺でも見られます。
※食品等に発生するコナダニや、衣類・寝具に発生するヒョウダニなど、家庭内に生息するダニとは種類が異なります。また、植物の害虫であるハダニ類とも異なります。

森林

予防方法

 マダニに咬まれないようにすることが重要です。これは、ツツガムシ病や日本紅斑熱など、ダニが媒介する他の病気の予防にも効果的です。
 現在のところ、SFTSウイルスに対して有効なワクチンはありません。

服装

 草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、腕・足・首等の肌の露出を少なくしましょう。

  • 帽子を着用し、首にはタオルを巻くか、ハイネックのシャツを着用します。
  • 長袖、長ズボンを着用し、シャツの袖口は軍手や手袋の中に入れ、シャツの裾はズボンの中に入れます。
  • 足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)を使用し、ズボンの裾に靴下を被せます。長靴の場合、ズボンの裾は長靴の中に入れます。
  • 明るい色の服は、マダニを目視で確認しやすいため、お薦めです。
  • 使用後の上着等は家の中に持ち込まないようにしましょう。

虫除け剤

 DEET(ディート)、イカリジンという成分を含む虫除け剤の中には、服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があるといわれています。使用すると、マダニの付着数は減少しますが、マダニを完全に防ぐわけではありません。

入浴

 屋外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認してください。

入浴の画像

確認が必要なところ

 わきの下、足の付け根、手首、ひざの裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)

マダニに咬まれたとき

 マダニ類の多くは、ヒトや動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日~長いものは10日以上)吸血しますが、咬まれたことに気付かない場合も多いといわれています。
 吸血中のマダニに気付いた際は、無理に引き抜くとマダニの一部が皮膚内に残り化膿したり、マダニの体液が逆流する恐れがあります。皮膚科等の医療機関で、適切な処置(マダニの除去、洗浄等)を受けてください。
 また、マダニに咬まれたら、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合は、医療機関で診察を受けてください。

関連ホームページ

皆さまのご意見をお聞かせください

お求めの情報が十分掲載されていましたか?
ページの構成や内容、表現は分かりやすかったですか?
この情報をすぐに見つけられましたか?