本文
風しんに注意しましょう
妊娠中(特に妊娠初期)の女性が風しんに感染すると、赤ちゃんが難聴や心疾患、白内障を主症状とする先天性風しん症候群にかかるおそれがあります。
妊婦を守るため、特に30代から50代男性(抗体価が低い可能性がある年代)、妊娠を希望する女性、抗体を持たない妊婦と同居している人、妊婦と接触する機会の多い人のうち、予防接種を受けたことがない又は予防接種歴及び罹患歴が不明な人は、かかりつけ医に相談の上、早めに抗体検査や予防接種を受けましょう。
風しんとは
- 風しんウイルスによって引き起こされる感染症で、主な感染経路は飛沫感染です。
- 感染すると通常14~21日後に発熱(約半数程度の患者)、発疹、リンパ節腫脹などの症状が出ます。
- 症状が無い場合(不顕性感染)も15~30%程度と言われています。
- 妊娠20週頃までに免疫の無い妊婦が風しんに感染すると、ウイルスが胎児に感染し、先天性風しん症候群(出生児に先天性心疾患、難聴や白内障などの障害が引き起こされる)を発症する場合があります。
予防接種を2回受けていない人や予防接種歴が不明な人で、発熱、発疹等、風しんを疑う症状が現れた場合は、周囲への感染を防ぐため、必ず事前に医療機関に電話連絡でその旨を伝え、医療機関の指示に従い受診しましょう。なお、受診時は公共交通機関等の利用を避けるとともに、妊婦との接触を避けましょう。
感染予防のポイントについて
風しんには予防接種が有効です。麻しんの定期接種と一緒に、確実に受けましょう。(第1期:1歳以上2歳未満、第2期:5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学前の1年間)
妊娠中の女性は予防接種が受けられません。また、妊娠していない場合であっても接種後2か月程度の避妊が必要です。
また、妊婦を守る観点から、以下のうち、予防接種を2回以上受けていない方や予防接種歴及び罹患歴が不明な方は、かかりつけ医などに相談の上、早めに抗体検査や予防接種を受けましょう。
- 30 代から50 代の男性(抗体価が低い可能性がある年代)
- 妊娠を希望される女性
- 抗体を持たない妊婦と同居されている方
- 妊婦と接触する機会の多い方(医療関係者等)
昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性は、市が発行するクーポンを医療機関に持参することで無料で抗体検査や予防接種が受けられます。詳しくは、対象年齢の男性へ風しん抗体検査・定期予防接種を実施しますをご確認ください。
関連ホームページ
- 千葉県感染症情報センター(別ウィンドウで開く)<外部リンク>
千葉県ホームページ - 感染症発生情報(別ウィンドウで開く)<外部リンク>
千葉県ホームページ - 風しんについて(別ウィンドウで開く)<外部リンク>
厚生労働省ホームページ