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歯っぴいスマイルページ ~小中学生編~
小学校・中学校の歯科健診で、「家庭で注意し、歯科医院での検診・指導をお勧めします」や「歯科医院での受診をお勧めします」にチェックが入った人は必見です!
令和3年度の八千代市内の中学1年生の1人平均むし歯本数は0.36本でした。
むし歯ゼロも夢ではありません。
「異常なし」だった人も、むし歯ゼロを目指して歯の健康づくりの参考にしてください。
※学校の歯科健診は、集団健診のため歯科医院で行う健診結果と異なる場合があります。
その際は主治医の指示に従ってください。
「家庭で注意し、歯科医院での検診・指導をお勧めします」にチェックが入った人
むし歯になりそうな歯や、歯肉の軽い炎症があります。
要観察歯(CO)
観察が必要な歯で、「要観察歯(ようかんさつし)」または「CO(シーオー)」とも呼びます。
むし歯のできはじめで、歯の表面が白くなったり、咬む面の溝が黒くなったりします。
このまま放置するとむし歯になる可能性があります。
家庭でできること
- フッ素入り歯みがき剤をつけて、ていねいにみがきましょう。
- 甘いものをとりすぎていないかなど、食生活も見直してみましょう。
歯科医院では
- フッ素をぬってもらうのも効果的です。
- 歯みがき指導を受けて、正しい歯のみがきかたを学びましょう。
歯垢
歯に歯垢(しこう)という、細菌や汚れが固まったものがついています。
ついたままにしていると、むし歯や歯肉炎の原因になったり、口臭がするようになります。
家庭でできること
鏡で口の中をよく観察しながら、フッ素入り歯みがき剤をつけてていねいにみがきましょう。
歯科医院では
歯みがき指導を受けて正しい歯のみがきかたを学びましょう。
軽度の歯肉炎(GO)
観察が必要な歯肉炎です。「GO(ジーオー)」とも呼びます。
歯肉に軽い炎症がみられ、赤くなったり腫れたりすることもあります。
家庭でできること
炎症の直接の原因は歯垢(しこう)なので、歯と歯肉の境目の歯垢を取り除くことによって改善します。ていねいにみがきましょう。
歯科医院では
歯みがき指導を受けて、正しい歯のみがきかたを学びましょう。
「歯科医院での受診をお勧めします」にチェックが入った人
むし歯や歯肉炎があります。
すぐにかかりつけ歯科医を受診しましょう。
むし歯(C)
むし歯菌が出す酸によって歯に穴があいた状態です。
穴が開いてしまったむし歯は、自然に回復することはありません。
早めに歯科医院で治療をしてもらい、二度とむし歯にならないようにフッ素をぬってもらうなどの予防処置や歯みがき指導を受けましょう。
歯肉炎(G)
歯肉に炎症が起き、歯肉が赤くなったり腫れたり血が出ることもあります。歯垢が歯の生えぎわにたまっていると歯肉炎の原因になるので、歯と歯肉の境目にしっかり歯ブラシを当てて歯みがきをしましょう。
規則正しい生活や食習慣も大切です。
フッ素入り歯みがき剤でむし歯予防
フッ素は次の3つの効果があります。
- 歯の質を強くする
- むし歯菌の活動を弱める
- 初期のむし歯を修復する
フッ素入り歯みがき剤は、毎日正しく使えばむし歯を50%減らす効果があります
効果的な使い方は次のとおりです。
- 就寝前を含め、1日2回行う
- 歯みがき剤は、歯ブラシの植毛部分の長さ全体くらいに出して使う
- 歯みがきのあとは、歯みがき剤を軽く吐き出す
- うがいをする場合は、少量の水で1回までとする
(参考)
日本小児歯科学会 4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法<外部リンク>
関連情報
- フッ化物配合歯磨剤(別ウィンドウで開く)<外部リンク>
厚生労働省 e-ヘルスネット