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カラスについて
捕獲や駆除等について
カラスは、鳥獣の保護および管理ならびに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護法)により保護されています。そのため、知事の許可がないと、親鳥・ひな・卵の捕獲や駆除は原則としてできません。
生態~繁殖期のカラスにご注意~
- カラスの繁殖期は5月から7月のため、この時期のカラスは「春先カラス」と呼ばれていて注意が必要です。
- 繁殖期に人がカラスの巣やヒナに近づくと、ヒナを守るために威嚇行動を取る場合があります。威嚇行動には、大きな声で鳴く、低空飛行をする、人の頭を蹴るなどの行動が見られます。
- カラスは本来、慎重な性格のため人とは距離を取って行動する性質がありますが、様々な理由によって人間の生活圏に集まってきます。
- エサがある場所、エサになるものがある場所は、カラスが集まる場所になるため特に注意が必要です。
被害にあわないために
- 迂回する。
- 帽子をかぶる。
- 傘をさす。
- 襲われそうになったら、手を真上に上げてその場を離れる。
- ヒナが落ちていても絶対に近づかない。自然の生きものなので自然の成り行きに任せましょう。
- カラスが集まる原因を減らすため、エサ場をつくらないようにする。
※果実の成る樹木の適切な管理やペットのエサを外に放置しない等。
巣を作られたら
民地(自宅やマンション等の敷地や建物)に作られてしまった場合、ヒナや卵がない場合に限り所有者の権限で巣を撤去できます。撤去は所有者が行うか専門業者にご相談ください。
お願い
カラスは、一般的に迷惑をかける鳥獣として見られていますが、カラスもまた生きており、古くから日本の自然の中で生き続けてきました。そのため、共存していくために、集まる場所や増加する原因を作らないことが大切です。人間側の努力が必要となる場面も多くありますのでご理解ご協力をお願いいたします。