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第1回「今、子どもにどんな体験が必要か~自分を大切に思える感情をはぐくむために~」
今、子どもにどんな体験が必要か ~ 自分を大切に思える感情をはぐくむために ~
30年度第1回家庭教育講演会を開催しました。
- 日時 6月29日(金曜日)午前10時~正午
- 場所 八千代市総合生涯学習プラザ 2階 多目的ホール
- 講師 近藤 卓 氏(日本ウェルネススポーツ大学 スポーツプロモーション学部 教授)
- 対象 就学前から小学校低学年までの子を持つ保護者、その他家庭教育に関心のある人
- 参加者 84人
近藤先生
講師紹介
今年度1回目の講演会は講師として、日本ウェルネススポーツ大学教授で、臨床心理士の近藤卓先生をお迎えしました。ご専門は健康教育学、臨床心理学です。
先生は東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学し、高等学校教諭、中学校・高等学校カウンセラーとして勤務後、ロンドン大学研究員、東海大学教授、山陽学園大学教授などを経て、現在日本ウェルネススポーツ大学教授、日本いのちの教育学会・会長としてご活躍されています。
『死んだ金魚をトイレに流すな-「いのちの体験」の共有』、『乳幼児期から育む自尊感情』などの著者でもある先生から、自尊感情についてのお話をお聴きし、それを育むためには、今、子どもたちにどんなことが大切なのかについて、分かりやすく具体的にご講演いただきました。
参加者の感想(抜粋)
- 共有体験がキャンプなど大きなものだけでなく、一緒にご飯を食べたり、テレビを見たりするなどの家族で共有するものでも良いということに感銘を受けました。ぜひ大事にしたいです。
- 「共同注視を子どもと行う」、一緒に何かを体験しようと思いました。大変参考になりました。ありがとうございました。
- 向き合い褒めるだけではなく、子どもと寄り添い体験・感情を共有していくことの大切さを身にしみて感じました。ありのままの自分を好きになれるよう、親子の時間を積極的に作っていきたいと思います。貴重な体験をありがとうございました。
- 子どもと向き合うだけでなく寄り添うことも、もっとしていこうと思いました。子どもの感情にもっと共感していきたいと思いました。
- 自尊心という言葉はよく耳にしていましたが、実際は何なのか、どうやって育つものなのか全く知りませんでした。講演を聞いて今から実践できる「共有できること」を子どもとやっていこうと思います。ありがとうございました。
- 褒める、やる気を出させることばかりに気をとられていたので、目からウロコでした。少し難しいですが、和紙の積み重ねを心がけてみたいと思います。
- そばセット、和紙の積み重ねなど印象に残りました。親に自尊感情がない場合のお話も嬉しかったです。
- 先生がとても魅力的な方で、楽しい時間が過ごせました。子育てを通して、親も自尊感情を高められるという言葉が印象的でした(共有体験)。
- 先生の今朝の失敗談を例えにした「ありのままの自分」を受け入れるお話。子どものためと思い今回参加しましたが、自分の心にしみるお話で涙が止まりませんでした。
- 和紙の積み重ねの話で、体験の共有は出来ていても、感情の共有が難しいと感じました。同じ絵本を読んでも、娘とは笑う点、思う事が違ったりと、日頃から私のストレスにも感じていました。それは私の育った環境で、私と親との感情の共有が出来ていたことからの落差だと感じました。親になって6年、もう少し娘の目線に立って同じ方向を見つめたいと思います。ありがとうございました。
- ありのままの自分、子どもに寄り添う方法がとても参考になりました。「学力は後で付いてくる」というお言葉にハッとさせられました。
- 褒めるだけではどうかと思っていたので、講演会に参加して良かったです。歌まで聴けて、ダジャレいっぱいで楽しかったです。家で子どもと一緒にマンガを読んでみたいと思います。
- 兄弟ゲンカ(6才と3才)が毎日のようにあり、怒ってばかりでしたが、もう少し兄と共有して、心を穏やかにしてあげられたらなと思いました。
- 仕事では、共働きで忙しい親を持つ子どもを預かっているので、そういう両親の代わりに保育を通して共有体験して自尊感情を育んであげたいと思いました。またこれから自分も育休明けて時間が限られるので、娘との共有体験を大切にしていきたいです。
講演の様子