本文
第1回「自分で考え、行動できる子供に育てる~子供の気持ちを理解するための親と子のストレスマネジメント~」
自分で考え、行動できる子供に育てる ~子供の気持ちを理解するための親と子のストレスマネジメント~
令和2年度第1回家庭教育講演会を開催しました。
- 日時 10月23日(金曜日)午後1時~2時
- 場所 総合生涯学習プラザ 2階 多目的ホール
- 講師 式場 敬子 氏(親業訓練協会 シニアインストラクター)
- 対象 小中学生の子を持つ保護者、その他家庭教育に関心のある人
- 参加者 40人
式場先生
今年度の1回目の家庭教育講演会は、親業訓練協会シニアインストラクター 式場敬子先生を講師にお招きして、「『自分で考え、行動できる子供に育てる』~子供の気持ちを理解するための親と子のストレスマネジメント~」をテーマに、自立した思いやりのある子を目指して、親子の効果的なコミュニケーションの取り方のコツを学びました。
先生は、育児中に出会った親業が自身の人生の指針となり、自らの実体験をもとに、親が一人の人間として子供とどう向き合っていくかを、千葉県内はもとより県外各地域で講座や講演会を通してお伝えしています。
子供が困っているときに、どんな声かけをしているか。コミュニケーションを阻む障害となる対応「おきまりの12の型」を、体験学習を通して振り返りました。ついついやっている行動とうなずいたり、反省の表情がうかがえました。「白いボールを白いボールで返すキャッチボールの方法」は分かりやすく、子供の「私のことをわかってくれない」から「聞いてもらった!」と感じとれる聞き方は大きなヒントでした。更に、私の気持ちが伝わりやすい「私メッセージ」の仕方などを具体的に示していただくなど、より良い親子関係を築く対応の仕方が満載でした。
「今日から早速、まず実践してみよう」と笑顔で穏やかな雰囲気の中、講演会が終了しました。参加者それぞれが何かを感じ取って帰られた講演会になりました。
参加者の感想(抜粋)
- 私の子育てのそのままを先生に再現してもらったようで反省しました。それと同時に、みんないっしょなんだ、私がヒステリックで全てが悪いわけじゃないんだと思わせてもらいました。涙が出ました。先生の心地良い話し方が心に響きました。もっと聞きたかったです。自分の子育てに必ず役立てたいと思いました。また、先生の講演があれば聞きに来ます。ありがとうございました。
- 式場先生の優しく温かいお話の仕方に、まずすーっとお話を聞きたいなという気持ちになりました。わかっているけれど、できないことがとても歯がゆかった毎日でしたが、やってみようといくつかの例により思うことができました。基礎になる大事なお話、ありがとうございました。コロナの中、参加を迷いましたが、来てよかったです。
- 普段の子供との関わり方など、思いおこしながら、聞き入ってしまいました。無意識におきまりの12の型を使ってしまったかもしれません。すぐに直せるか分かりませんが、白いボールを白いボールのまま返せるようにしていこうと思います。ありがとうございました。
- 先生のご自身のお話、号令・イライラ・ガミガミ母さんというのがまさに今の私です。おきまりの12の型も全て言っていると思ってショックでしたが、先生の「愛情があるからこそ」の言葉に励まされて、親業を学んでみたいと思いました。
- 白いボールを白いボールのまま、言葉は記号。意識していこうと思った。それから、自分が子どもに伝えたい気持ち、心も大切にしようと思った。対立の解き方の実践例、また機会があったら是非聞いてみたいです。
- ついつい感情的に子どもに言ってしまい反省する日々です。「私メッセージ」で気持ちを伝えてみたいと思います。
- 号令・イライラ・ガミガミ母ちゃん、自分のことだなと思いました。解決策は本人が持っているという言葉が印象的でした。いつも何か答えになることを示してあげないといけないと思っていたのでこれから気をつけたい。
- 先生の優しい表情・声に安心して講演を聞くことができました。声かけをかえてみること、やれたらやる!白いボールのキャッチボール回数を増やそうと思いました。
- 聞くことの大切さ、聞くことで子どもの気持ちを理解し、子供は悩みをみつめ考えることができることを知り、今後よりよい関係を、コミュニケーションを通じて育んでいきたいと思いました。
- 子供が言ってきたことに対しての答え方に悩んでいたのでさっそく実践してみたいです。具体的な例をもっと聞きたかったです。
- 子をコントロールしすぎてはダメなのだということは、なんとなく理解しておりましたが、思い返せば、そのようにしていた気がします。本日学んだことを、夫婦で共有いたします。
講演の様子