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【開催結果】令和6年度第2回家庭教育講演会「夢をかなえる食生活~食事で変わる子どもの未来~」
夢をかなえる食生活 ~食事で変わる子どもの未来~
令和6年度第2回家庭教育講演会を開催しました。
- 日時 11月13日(水曜日)午後1時~2時30分
- 場所 セントラルスポーツ生涯学習プラザ(総合生涯学習プラザ) 2階 多目的ホール
- 講師 江波戸 史子 氏(元八千代市立学校栄養教諭、管理栄養士)
- 対象 主に小中学生の子を持つ保護者、その他家庭教育に関心のある人
- 参加者 48人
講演会の様子
11月13日、元八千代市立学校栄養教諭、管理栄養士である江波戸史子氏を講師にお迎えして、第2回家庭教育講演会が開催されました。
子供たちが健やかに成長していくためには、適切な運動、調和のとれた食事、十分な休養・睡眠が大切だと言われています。その中でも成長期の子供にとって当たり前で必要不可欠である「基本的な生活習慣を確立するための調和のとれた食事」に着目し、家庭における身体づくり、心づくり、学力との関係をお話ししていただきました。
それぞれの食生活のチェックから、未来における健康な生活を送れる可能性につなげてお話しされ、健康的な血管、丈夫な骨づくりについて小中学生に食育の授業をされるときの資料も使いながら、わかりやすく教えていただきました。丈夫な骨づくりに必要なカルシウムのとり方、運動の必要性、朝ごはんは一日の活動のエネルギー源であり、睡眠中に下がった体温を上げ体を目覚めさせること、腸を刺激して排便を促すこと、肥満予防になることなどから、バランスの良い献立例が紹介されました。
また、子供が嫌いな食材は、無理やり食べさせるのではなく、同じ栄養価の他の食べられる食材から補ったり、大人がおいしそうに食べてみせたりするのも一つの手立てであること、家庭で献立を作ったり、いつも同じように味付けができなくても一緒に食事をすること等が、心の栄養につながり体の栄養と共に大事であり、無理なく実践することの大切さをお話しくださいました。
参加者からは、「とてもわかりやすく、役に立つ知識を聞くことができました。帰宅したら子供たちと共有したいと思います。」「カルシウムの重要性を改めて感じました。私自身も朝食を用意できない日があるので、気を付けたいです。バランスもしっかり考えたいと思います。」などという感想が多く語られ、もっと話を聞きたいという前向きな姿勢が生まれた講演会でした。
最後に、いつも100%の食事でなくても子供のために実践することが肝要であるという旨を強調され、講演会は無事終了しました。
参加者の感想(抜粋)
講演後にいただいたアンケートからも、皆さんがそれぞれ子育てのために役立つ多くのヒントを得てくださったことが伝わってきます。一部をご紹介します。
- 栄養や食事と健康の大切さについて、分かりやすくお話ししてくれて、とても勉強になりました。朝食の大事さを再認識したので、改善してみようと思いました。
- 改めて食育の大切さを感じました。野菜きらいの子供に、野菜を食べさせるのが、今は課題です。いろいろ、ためしてみたいと思います。家族で一緒に食べる大切さを学びました。
- 子供達にわかりやすいように色々なディスプレイを使ったり、資料やスライドでの説明があり、とても興味深い講演でした。日々、食生活について気をつけているが、改めて重要性がわかったので、今後もさらにバランスのとれた食生活を心がけていきたい。
- 貴重なお話、ありがとうございました。質疑の中で、苦手なものが多いから、好きなものだけ食卓にあげるのではなく、苦手なものも出して、大人がおいしく食べるところを見せることも大切と話をしていたが、本当にその通りだと思いました。生活習慣病⇒自分がその年齢にならないと気づかないので、子どものころからの正しい食習慣は大切だと思った。
- 小中学生の授業の内容を知ることが出来てよかったです。使用している模型を実際に見ることができて、子供にとってわかりやすいと思いました。
- 血管のモデルがわかりやすかったです。私の血管もまだがんばっているのだと思います。チェックが9個もあったので、気を付けたいと思いました。レシピも沢山あって特にカンタン朝ごはんは、私でも作れそうなので、作ってみたいと思います。明日の朝ごはんは、ジャコマヨトーストにしたいと思います。本日はありがとうございました。
- 家族で楽しく食事をすることが心の栄養になる。という部分が印象に残りました。レシピや食指導のポイントもたくさん知れて良かったです。
- とても参考になりました。「食べる栄養・心の栄養」という言葉が心に残りました。子供達が元気に健やかに成長するよう食事作りがんばりたいと思います。
- 子供と一緒に食生活をチェックして日頃の食生活を見直していきたいと思いました。わが子は好き嫌いも多く毎日の献立に困っていましたが、苦手な物も取り入れて家族でのだんらんを楽しみながら食事を楽しみたいと思いました。