本文
【開催結果】令和7年度第1回家庭教育講演会
性の健康 思春期編 ~子どもたちの生きるためのスキルを広げるために~
- 日時 6月26日(木曜日)午後1時~2時30分
- 場所 セントラルスポーツ生涯学習プラザ(総合生涯学習プラザ) 2階 多目的ホール
- 講師 東 亜紀 氏(秀明大学看護学部准教授)
- 対象 主に小中学生の子を持つ保護者、その他家庭教育に関心のある方
- 参加者 16人
今回は,秀明大学看護学部 准教授 東 亜紀(ひがし あき)氏を講師にお迎えし、思春期の身体や心の発達、そして子どもを取り巻く不安や悩みについて事例を挙げながらわかりやすくお話していただきました。
性を学ぶとは「生きることを学ぶこと」であり、SRHR(性と生殖に関する健康と権利)やプレコンセプションケア(将来の妊娠について考えることで自身の健康や生活に向き合う事)についてもお話くださいました。今の子どもの健康が次世代の子どもの健康に直接影響すること、身体に関することを自分で正しく決めていける事が大切なこと、そして保護者も思い込みや間違っている情報に気づき、正しい知識を常にアップデートし、子どもが健康に生きるための選択肢の提案ができるようにしていく必要性があると語られました。
参加者からも「思春期の様々な情報を知ることができました。」「大人が学んでおく大切さを実感することができました。」などの感想をいただきました。もっと学びたいという前向きな姿勢が生まれた講演会でした。
最後に,子どもからの性に関する相談を受け付けてくれる機関の紹介をしていただき,講演会は無事終了しました。
参加者の感想(抜粋)
講演後にいただいたアンケートからも、皆さんがそれぞれ子育てのために役立つ多くのヒントを得てくださったことが伝わってきます。一部をご紹介します。
-
実際に事例もまじえてお話いただいたことで、わかりやすかったです。
自分をまず大切にしていこうと思います。ありがとうございました。
-
息子(高2)娘(小6)仕事でも関係のあるテーマでとても良かったです。
実際の対応のお話も多く参考になりました。プレコン、若い人のやせについて、もっと周知していきたいです。本日はありがとうございました。
-
短時間で内容がとても濃く、知識を深めることができました。ありがとうございます。小3の娘がいるので、親として知識をアップデートして子育てをできることは、大変貴重な機会でした。プレコンセプションケアの視点は子育てのみならず、社会全体の発展や安定において大切な土台となることがよく分かりました。小6の女の子の月経困難症の話で、つらい月経に悩むことは「自分の身体に対してポジティブになれない」ことにつながるという気づきを頂きはっとしました。「自分を大切にする」がどういうことか分からない方も多い中、こういうことを取りこぼさないことが大切ですね。
-
今の小中学生への性教育に関する取組みや、どういった内容を伝えているかが分かっているかが分かって参考になりました。長男が思春期の14歳男子で最近同級生と交際を始めたと聞き、どう対応したらよいのか分からず、参加させていただきましたが、SRHRのお話などとても参考になりました。ありがとうございました。
-
思春期のお話からはじまりましたが、自分にふりかえて家族の機能について考えるチャンスになりました。子どもが巣立ってきつつあり、育っていく家族の課題をクリアしていくことを考えていこうと思いました。ありがとうございました。
-
わかりやすく、深いお話しをありがとうございました。大人が学んでおくことの大切さを実感することができました。子供達は、どんどん新しいことを始め、大人はついていっていないと感じています。新しいことも受け入れつつ子供達と共に生きていきたいと思いました。ありがとうございました。
-
月経のサポートをするには本人のQOLを優先させることが一番なのだとヒントを得ることができました。現代の思春期に関する新しめの用語(PCC,ネッ友)を知ることができ為になりました。
-
ご丁寧な説明をありがとうございました。子供に対して話していることや、大学生の話がきけ、今を知ることができました。ネットで情報過多ですが、正しい知識を大人も得ることが難しいと改めて思いました。
-
思春期の様々な情報を知ることができ、とても勉強になりました。家に帰ったら復習します!ありがとうございました。