本文
屋根工事の点検商法にご注意ください!
屋根工事の点検商法に関する相談が寄せられています。
点検商法とは、「近所で行う工事の挨拶に来た」などと言って突然訪問し、「屋根瓦がずれているため点検してあげる」と言って点検した後、「このままだと瓦が飛んでご近所に迷惑がかかる」などと不安をあおって工事の契約をする手口です。
相談事例
- 「近所で屋根を工事している。お宅の屋根瓦がずれているのが見えたので無料で点検する」と言われ、点検後に「このままだと雨漏りするので早く修理した方がいい」「今なら特別に割引できる」と言われて高額な工事の契約をしてしまった。
- 点検に続いて、外壁や屋根裏、床下など家中のあらゆる不具合を指摘され、言われるがまま工事の契約をしてしまった。
- 「火災保険を使って自己負担なく住宅の修理ができる」と言われたが、高額な手数料を請求され、残った保険金だけでは修理ができなかった。
トラブルにあわないために
- 突然訪問してきた事業者には安易に点検させずに断りましょう。
- 対面で勧誘されると、断りにくいと感じて不要な契約をしてしまうことがあります。勧誘を受ける気がなければドアを開けずに、インターホン越しにきっぱりと断りましょう。
- 事業者の話をうのみにしないようにし、その場で契約せずに、家族や周りの人、消費生活センターなどに相談するようにしましょう。
- 「保険金を利用できる」と勧誘されてもすぐに契約せず、本当に保険適用できるケースなのか加入先の保険会社や保険代理店に直接確認しましょう。
- クーリング・オフ期間を過ぎても、事実と異なる説明で契約させられたときなどは、取り消しできる場合もあります。
※クーリング・オフとは、訪問販売など一定の取引について消費者が契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、冷静に考え直す時間を与え、一定の期間内であれば無条件で申し込みの撤廃や、契約の解除ができる制度です。
- 困ったときは、消費生活センターにご相談ください。
消費者ホットライン:188
にお電話ください。
消費者庁 消費者ホットライン188
イメージキャラクター「イヤヤン」