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骨髄バンクのドナー登録をお願いします
「ドナー登録」とは、骨髄・末梢血幹細胞の提供希望者が、HLA型などを登録することです。このページでは、ドナー登録の必要性、登録の条件や方法などを解説しています。
なぜ多くのドナー登録が必要なのか
白血病などの治療が困難な血液疾患は、骨髄や末梢血幹細胞に含まれる造血幹細胞の移植により完治が期待できるようになりました。ただし、この移植には患者とドナーの白血球の型(HLA型)が一致しなければなりませんが、HLA型が一致する確率は兄弟姉妹で4人に1人、それ以外では数百人から数万人に1人と非常に低いものとなっています。
また、日本で非血縁者間の移植を必要としている患者は、毎年少なくとも2,000人います。一人でも多くの患者を救うためには、一人でも多くのドナー登録が必要ですので、ドナー登録をお願いします。
ドナー登録できる人
- 骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を十分に理解している人
- 年齢が18歳以上、54歳以下で健康な人
- 体重が男性45kg以上、女性40kg以上の人
※血圧、病気の既往歴などの健康状態によっては登録できない場合があります。
※実際に骨髄・末梢血幹細胞を提供できる年齢は20以上、55歳以下です。
ドナー登録の方法
ドナー登録を希望する人は、「ドナー登録のしおり」を読み、内容を十分に理解したうえで、「骨髄バンクドナー登録申込書」に必要事項を記入し持参の上、登録窓口や献血バスで登録をお願いします。
登録にかかる時間は約15分で、登録窓口で2mlの採血を行い、登録の受け付けが完了します。費用は無料です。
- ドナー登録までのながれ(別ウィンドウで開く)<外部リンク>
日本骨髄バンク。「ドナー登録のしおり」の閲覧、「骨髄バンクドナー登録申込書」のダウンロード - 登録受付窓口・千葉県(別ウィンドウで開く)<外部リンク>
日本骨髄バンク - 献血バス運行スケジュール(別ウィンドウで開く)<外部リンク>
千葉県赤十字血液センター
骨髄を提供した人への助成金
ドナー登録後、患者とHLA型が適合し、骨髄または末梢血幹細胞を提供した人には、通院や入院の日数に応じて最大14万円の助成金を交付します。
詳細は「骨髄移植ドナー支援事業助成金」のページをご覧ください。
さい帯血バンクについて
さい帯血は、赤ちゃんの出産時に母親と赤ちゃんを結ぶさい帯(へその緒)と胎盤の中に含まれる血液のことをいい、骨髄や末梢血幹細胞と同様に多くの造血幹細胞が含まれており、血液疾患の治療に有効です。さい帯血の採取にあたり、母親と赤ちゃんに痛みはなく、分娩の経過にも影響はありません。
採取したさい帯血はさい帯血バンクで保存し、HLA型が一致する患者が現れた場合に移植が行われます。
さい帯血が提供できる産科施設は限られており、本市では、東京女子医科大学附属八千代医療センターで提供することができます。
これから出産される人は、ご検討ください。
- 関東甲信越さい帯血バンク(別ウィンドウで開く)<外部リンク>
日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター