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骨髄バンクドナー休暇制度導入のお願い
「骨髄バンクドナー休暇制度」とは、年次有給休暇とは別に、骨髄・末梢血幹細胞の提供に必要な通院や入院のために設けた特別休暇制度のことです。
このページでは、骨髄バンクドナー休暇制度(ドナー休暇制度)の必要性と、事業所への助成について説明しています。
ドナー休暇制度の必要性
骨髄や末梢血幹細胞(骨髄等)に含まれる造血幹細胞の移植は、白血病などの治療が困難な血液疾患の治療に有効です。
日本で非血縁者間の移植を必要としている患者は、毎年少なくとも2,000人おり、このうち9割以上の患者に移植可能なドナー候補者が見つかります。しかし、実際に移植に至る患者は6割に満たない状況となっています。
移植に至らない大きな原因として、ドナー候補者が仕事などの都合により提供を断念してしまうという事情があります。移植にあたり、ドナー候補者は事前の説明や検査に数回の通院と、4日程度の入院が必要になりますが、仕事を休むことができない事情により提供を断念してしまうことが少なくありません。
一人でも多くの患者を救うため、事業所において、従業員が骨髄等の提供を行うために仕事を休みやすい環境となるよう、ドナー休暇制度の導入をお願いします。
事業所への助成
本市では、ドナー休暇制度を設け、ドナー候補者である従業員に骨髄等の提供に必要な通院や入院のための休暇を与えた事業所には、ドナーが取得した特別休暇の日数に応じて最大7万円の助成金を交付しています。
詳細は「骨髄ドナー支援事業助成金」のページをご覧ください。