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八千代台図書館・公民館合同主催講座「もうすぐ中学生 子育てのおはなし」が開催されました

ページID:0062201 更新日:2025年3月15日更新 印刷ページ表示

講座概要

開催日時 令和7年3月12日 10時から11時30分
会  場 八千代台公民館研修室
講  師 八千代市教育委員会生涯学習振興課
     家庭教育指導員
     森口由美子氏
     塩田恭子氏
参加人数 1人
講師
 令和7年3月12日水曜日,前日に市立中学校の卒業式が挙行されたばかりでしたが,翌日13日の気温が20度と予報され,春を通り越して初夏の陽気をも予想された中での開催となりました。
 今年度最後になる第5回八千代台図書館・公民館合同主催講座。今回は再度,八千代市教育委員会の家庭教育指導員,森口さんと塩田さんを講師としてお迎えし,「もうすぐ中学生 子育てのおはなし」を開催いたしました。

 たまたま開催前日に某テレビ番組において,昭和の学校生活(番組内の設定では1980年代あたり)と令和とではこれだけ違うという趣旨の内容が放映されましたが,例えば昭和では当たり前であった「気を付け,休め」の号令や長時間起立して校長先生などの講話を聴く,屋外での全校集会,あるいは手洗い場の網入りの固形石鹸などは令和の学校現場ではほとんど姿を消したそうです。また,現役小学生から聞いた話によると,教師が生徒や児童を名字で呼び捨てで呼ぶことも止めて,名前で○○さんとさん付けで呼ぶ学校もあるそうです。勿論,鉄拳制裁はもってのほか。(余談ですが,「はい,元気です。」「はい,風邪を引いています。」という健康確認を兼ねた千葉県式の出席確認は未だ健在であるそうです。)
 昭和世代や平成初期世代?までにとっては当たり前であったことが今では当たり前ではないのです。ですから,自身の経験をもとに令和世代の子を諭すことも,状況次第では不適当と言わざるを得ません。令和世代の子の常識とずれているのですから。

 また中学校時期は子どもが大人への階段を登り始める時期にもあたり,心身ともに急激な変化が始まります。そのギャップに戸惑うのは当然のこと。そして,それは子供にとっても,経験があるはずの親にとってすら,非常に不安なことが多いと思います。そうした違和感が,時として子を非行に走らせ,或いは親がしつけと言う名の不適切な対応から,トラブルを引き起こします。そうした思春期特有の不安定かつアンバランスな状況をどのように乗り切っていくべきであるのか。そのヒントを家庭教育的な見地から子育てトークとして楽しんでいただく目的で企画しました。

講座の様子

 そもそも家庭教育とはなんでしょうか。家政学とも似たような言葉ですが,似て非なるものです。家庭教育は,家庭の中での教育,生活の中で実施される教育のこと。文明社会の中で生きる術を身に着けるための教育でもあり,しつけに関する知識とも言えるかもしれません。傾向としては福祉的な方向性の教育(学問)でしょうか。家政学は被服・食生活・生活設計等,どちらかと言えば,社会科学的な要素が大きいと言えるかもしれません。
 しつけは学校が誕生する以前から,人類の歴史のなかで連綿と受け継がれ,形を変えてきた行為ですが,現代的な意味での家庭教育は,明治中期に成立したようです。またこの時期から開始された「修身」とも近似する要素があり,「現代」とは言っても,その歴史はとても古いものとなっております。ですが,家庭教育自体も歴史とともにアップデートを繰り返しており,令和の今においても重要な知識であり,教育であることは間違いないでしょう。
 
 そんな家庭教育ですが,あわただしい時期の開催であったためか,参加者はお一人でした。ですが結果的に,これから中学生の子をもつ方の子育てについてじっくりとトークを交わすことができました。不安や悩みに関して次々とお話があり,1時間半の予定のところ,2時間近くとなりました。経験的に「あるテーマのトークを行う」ことに抵抗のある方は非常に多いのですが,自分から語ることで不思議と前向きな気持ちを持つことができる事も多いですし,共有・共感は悩みを解決する糸口にもなりますし,純粋に知識を蓄える上でも有益です。座学には無い利点があることを強調いたします。
 講座の締めに子育てにまつわる絵本の読み聞かせをご披露頂きました。

 今回の講座の中で納得のいく回答がご提供できたかはともかく,ご満足いただけた様子でありがとうございました。講師の森口さん,塩田さん,スタッフの皆さんもお疲れ様でした。新年度も楽しく役に立つ講座を企画していきたいと思います。
 今後とも八千代台図書館・八千代台公民館をよろしくお願いいたします。
講座の様子
子育て絵本読み聞かせの様子
関連書籍の展示の様子

アンケートから

・たいへん参考になりました。ありがとうございました。
講座ポスター

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