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1.計画
下水道は長期的な市街化の動向等を勘案し、概ね20年先を目標に計画を行います。
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2.下水道事業計画
下水道の整備には長い年月と多大な費用が必要です。そのため、人口が密集している区域や土地区画整理事業と同時に下水道整備を行う必要のある区域を優先に下水道事業計画を策定します。
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3.工事計画
下水道事業計画を策定した区域のなかで、地元要望や地域バランスを考慮し、計画をたてます。
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4.工事説明
下水道工事を行う地区の皆様には、下水道工事に対するご理解を頂くために説明に伺います。
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5.工事の施工
説明が終わりますと工事が始まります。工事の時には、道路通行制限が必要なため、片側通行や通行止め若干の振動や騒音等、ご迷惑をおかけする場合もございますが、ご理解とご協力をお願いします。
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6.受益者負担金及び使用料の説明会
下水道(汚水管)が整備される区域の皆様を対象に、受益者負担金や使用料の説明会を行います。
受益者負担金とは、下水道整備によって恩恵や利益を受ける人たちに建設費の一部を負担いただくものです。
下水道の施設は道路や公園のような一般の公共施設と違って、その恩恵を受けるのは、下水道が整備された地域の皆様に限られます。
税の公平性の観点から、下水道が整備された区域の土地所有者などに、下水道整備用の一部を負担いただいております。
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7.供用開始の告示
下水道工事が完了しますと、下水道が使用できる旨告示します。告示される区域については、窓口で確認できます。
掘削深さが概ね4m未満と比較的浅い場合に採用する最も標準的な工法で、地面を直接掘削して下水道管を埋設していきます。
まず、立坑(たてこう)という大きな縦穴を掘り、そこにトンネル状の穴を掘削する機械設備を設置します。そして、直接トンネルを掘削していく推進機械に、工場で製造された下水道管を取付け、ジャッキの推進力で下水道管を地中に圧入していく工法です。
開削工法によって立坑が掘削・構築され、坑内に発進設備が収められ基地が作られます。シールドマシンは工場で製作され工事現場に搬入される前に分割され、基地で立坑に下ろされ、再度、組み立てられます。シールドマシンは一般的には円筒形で、マシン先端の切羽に接する部分はカッターヘッドという回転する面板となっており、マシン後部にはジャッキが円周状に配置されており、このジャッキの推進力でマシン全体を前進させ、先端部を地盤に押し付けながらカッターヘッドを回転させて地山を掘削し前進します。マシン内部ではあらかじめ工場製作されたセグメントを機械により組あげ、トンネル本体がトンネル断面の一周分(1リング)ずつ構築されます。セグメントが1リング組みあがると、組みあがった部分にジャッキの反力をとってシールドマシンを前進させ、次の掘削・推進を行います。この工程を繰り返しながらトンネルを1リングごとに組みあげます。