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下水の管渠閉塞の防止や流れをよくするために、管の中に溜まった砂などを取り除く作業を高圧洗浄車や揚泥車を使って、定期的に行っています。また、管内用テレビカメラなどを使って下水管を点検し、古くなった下水管を調査し補修工事を行っています。
ポンプ場は汚水を千葉県所管の終末処理場まで送水するため、下水道管がある程度の深さになる場所に設置し、ポンプにより下水を高い所まで汲み上げ自然流下で送水しています。ポンプ場ではスクリーンで下水中の大きなゴミを取り除いたり、沈砂池で下水中の土砂を取り除いたりしており、毎日設備の点検やポンプ場の監視を行っています。
下水の中には、工場などからそのまま下水管に流すと悪い影響を及ぼすものがあります。たとえば、油類などは下水管内部に付着し下水管の閉塞や処理場での能力の低下を起こしたり、酸性度の強い排水は管の損傷や有害ガスの発生の原因となります。このため、下水道に流す工場などの水質については、下水道法や下水道条例などにより下水道への排除基準が設けられております。