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調整池内に堆積した土砂の放射性物質の測定結果と今後の対応について(平成24年9月21日掲載)

ページID:0005227 更新日:2012年9月21日更新 印刷ページ表示

1.上高野1210-8地先調整池内の土砂に含まれる放射性物質等の測定について

 上下水道局では、上高野1210-8地先にある調整池内の清掃の要望を受け、落ち葉等除去を行いました。また、堆積している土砂を浚渫するにあたり、放射性物質測定を行ったところ、「平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法」(以下「特措法」という。)における基準値の8,000Bq/kgを超過していました。

(検査依頼機関)日鉄環境エンジニアリング株式会社
(採取年月日)平成24年8月28日(火曜日)
(検査結果)平成24年9月7日(金曜日)

表1.調整池堆積土砂放射性物質測定結果(単位:Bq/kg)
  放射性ヨウ素 放射性セシウム 採取場所
131I 134Cs 137Cs 合計
堆積土砂その1 不検出(注) 6,700Bq/kg 11,000Bq/kg 17,700Bq/kg 調整池 出口
堆積土砂その2 不検出 14,000Bq/kg 21,000Bq/kg 35,000Bq/kg 調整池 中央部
堆積土砂その3 不検出 10,000Bq/kg 17,000Bq/kg 27,000Bq/kg 調整池 北側

(注)「不検出」とは、検出下限値未満のことを指し、「検出下限値」とは、その分析方法で検出できる最低濃度のことをいいます。

また、この調整池は住宅地にあることから、調整池周辺における空間放射線量測定を行ったところ、特措法の空間線量の基準値である毎時0.23マイクロシーベルト以下でした。(次表参照)

測定箇所 測定値(μSv/h) 地面の形状 測定日天候
1.0m 0.5m 0.01m
調整池外 南東側 0.17μSv/h 側溝上 H24.9.20 晴
調整池外 南西側 0.13μSv/h 側溝上 H24.9.20 晴

(測定機器)日立アロカメディカル社製TCS-172B
(シンチレーション式サーベイメータ―)
(測定方法)文部科学省・日本原子力研究開発機構「放射線測定に関するガイドライン(平成23年10月21日)」による

2.今後の対応について

上下水道局では、堆積土砂が調整池からの雨水排水を阻害することや、放射性物質濃度の基準値を超えていることから、市の「放射性物質により環境汚染された土壌等の除染等の措置に関する対処方針」の方針に基づき、堆積土砂の除去(除染作業)を行うこととし、今後作業を行う予定です。

調整池の役割

集中豪雨などの局地的な出水により、河川に流れ込む雨水を一時的に溜め、下流の河川や下水道雨水管への負担を軽減するための施設です。
※調整池は、一般の人たちの立ち入りが出来ないようにフェンス等で囲い管理をしており、調整池内の放射線量が直接市民生活に影響を与えるものではないものと考えています。

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