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広報やちよ青少年版 平成31年2月15日号

ページID:0001973 更新日:2019年2月15日更新 印刷ページ表示

 広報やちよ青少年版は、青少年に広報紙へ興味を持ってもらうとともに、大人に青少年の考え方を知ってもらうことを目的として掲載しています。
 掲載に当たっては、市内の小・中学校、高等学校の児童・生徒に青少年版記者を委嘱し、特集テーマに沿った自分の考えなどを報告してもらっています。

特集「ちゃんと伝わってる!?みんなとの言葉のキャッチボール」

イラスト:わからないことも勇気をもって

 家族や友だち、学校のみんなとのやりとりで「あれ、うまく伝わってないぞ」、相手を傷つけてしまい「こんなはずじゃなかったのに」など、思ったように自分の言葉が伝わらなかったことありませんか。今回は青少年版記者に、コミュニケーションがうまくいくための、言葉のキャッチボールのコツを聞いてみました。
 なお、紙面の都合上、広報やちよへの掲載ができなかった記事についても掲載しています。

小学生の意見

感じ方や考え方は人によって違う(大和田小 高橋 夏)※「高」は正しくは「はしごだか」

 雪が降りそうな冬の日、友だちと外にいたときの出来事です。私はネックウォーマーに手袋、服は4枚重ね、靴下は二重という状態でした。「寒いねー」と私が言うと、友だちは「そう、そんなに寒い?私はぜんぜん寒くない」と答えました。私は、けなされたような気 がして、少し傷つきました。寒さ、暑さなどの感覚は人によって違うものだから、相手は相手、個人的な意見だと受け止めるべきだと思いました。また、感じ方や考え方は、人によって違うことに気付きました。

進んでコミュニケーションをとる(睦小 吉田  里歩)

 言葉のキャッチボールのコツは、人とのコミュケーションをとることが大切だと思いました。私たちの睦小学校ではあいさつ世界一を目指しています。ですから、いつも楽しい学校生活が送れるように支えてくださっている地域の人や身の回りの人々に感謝の気持ちを表したり、あいさつをするなど進んでコミュケーションをとったりしていきます。私たちは、最高学年として積極的にあいさつの輪 を広げていきます。

自分が傷つく言葉を相手に言わない(阿蘇小 川上 雷斗)

 僕は、前に友達と3人で下校をしている時に、面白半分で「明日は2人で登校しよう」と言ってしまい、友達とケンカしてしまいました。次の日には、仲直りをしたけれど、今ふり返ってみたら、自分が言われたら傷つく言葉なのに、友達に言ってしまって自分が情けないと思いました。だからこれからは、相手の気持ちやもし自分が言われたら傷つかないかということを考えて会話をしていきたいと思います。この経験を通してぼくが発見した言葉のキャッチボールのルールは、自分が言われて傷つく言葉を相手に言わないということです。

省略しすぎないように気を付ける(村上小 村田 紗季)

 私が家で友達とラインで話している時に「○○って○○だよねー」と送られてきたのでわたしは共感の意味で「ねーっ」と送ったつもりだったが、友達には私が話しかけていると受け取ってしまいました。私はこのやりとりで、ラインは文字のやりとりだから直接会って話したりするよりももっと注意しないと相手が違う意味で受け取ってしまうということを学びました。なので私はこれから、自分の伝えたいことがちゃんと伝わるように、省略しすぎないように気を付けたいと思います。

いろいろな人と直接やりとりすること(八千代台小 梶原 玄武)

 ぼくはSNSで友達とやりとりしていて、うまく伝わらなかったことがあります。それはなぜかというと、SNSでは感情表現が難しいからです。ただ、SNSには便利な部分もあります。それはどこからでも連絡ができるということです。しかし、連絡だけではなく直接言葉のキャッチボールをすることで人は何か大切なことを得るのだと思います。例えば学校も教科を勉強するだけでなく、言葉のキャッチボールを学ぶためにもあると思います。言葉のキャッチボールのコツはいろいろな人と直接言葉のやりとりをすることが大切です。

メールでは気持ちが伝わりにくい(八千代台西小 瀬川 幸奈)

 私は先日、友だちとけんかをしてしまいました。そこで、別の友だちの携帯電話を借 りて、メールで謝りました。ですが、その友だちからあまり反省していないと思われてしまいました。よく考えてみると、メールでは本当の自分の気持ちが伝わりにくいので、しっかり直接謝って解決するべきだと思いました。

人の心を考えること(勝田台小 山口 汐里)

 私にとっての言葉のキャッチボールのコツは、人の心を考えることです。私が学校で友達と話している時に言ってしまった一言に対して、「それは気にしているから言わないで」と言われました。私はその一言で友達を傷つけてしまったのです。それが分かった時、私はとても申し訳なくなり、何て言えばいいのかわからなくなりました。きっとそれは相手である友達のことを一切考えていなかったことが原因だと思います。会話は、話すことだけでなく、相手のことを考えながらも言葉を選ぶことが大切です。これからは、相手のことも考えたいです。

一つ加えて伝わりやすく(勝田台南小 堀口 真咲)

 ある日、母とリビングでテレビを見ていました。母に「リモコン取って」といわれ、私はテレビのリモコンを渡しました。すると「エアコンのリモコンだよ」と母は言い、私は心の中で「どのリモコンか言ってくれればよかったのに」と思いました。しかし、私も母にどのリモコンか問いかけることができました。さらに、これが友達だったら礼儀や態度を伝えたいことと同時に考えなければなりません。言葉一つ加えて伝わりやすくしたり、相手の気持ちをくみ取って一度聞き返したりすれば、言葉のキャッチボールが成り立ち、楽しい会話になると思います。

人を喜ばせる言葉を使う(米本小 小林 愛季)

 私は「言葉」というものはとても便利だけれども、こわいものにもなる物だと思います。なぜなら、自分の気持ちを伝えるために使えるからです。相手に対して、気持ち良い言葉を使えば、気持ちが良い会話ができます。しかし、相手の気分が悪くなる言葉を使えば、相手との関係も悪くなります。私は、普段人を喜ばせる言葉を使うように心がけています。そうしたことで相手も自然と私が喜ぶような言葉をかけてくれるはずです。言葉のキャッチボールには、相手への思いやりが必要だと思います。

相手に伝えたいことを簡潔に言う(米本南小 高崎 彩乃)※「高」は正しくは「はしごだか」。「崎」は正しくは「たつさき」

 言葉のキャッチボールをするには、相手に伝えたいことをはっきり言うことが大切だと思います。例えば、私は学校から家に帰ったある日、母に主語の無い文でその日の出来事を伝えてしまいました。すると、母は私の言いたいことを理解してくれませんでした。このように、主語や重要な言葉が不足していたり、一文が長すぎたりすると、言葉のキャッチボールが成り立ちません。私は、「相手に伝えたいことを簡潔に言う」ということが大切だと思います。すると、相手も理解しやすくなり、上手く言葉のキャッチボールができるようになると思います。

相手の言いたいことを聞いてから(西高津小 松尾 優花)

 二学期に友だちとけんかしてしまいました。メールで話し合った結果、次の日には友だちと話さなくなりました。自分の行動を振り返ると、相手に言い過ぎてしまったかもしれません。今度、ちゃんと話し合ってみようと思います。そして、相手の言いたいこともちゃんと聞いてから、自分の意見を言うように気を付けます。前に友だちと話し合ったときは、言葉のキャッチボールができていなかったのかもしれないので、次は言葉のキャッチボールを意識しようと思います。

表情、声の大きさ、身ぶり手ぶり(大和田南小 中嶋 琉希人)

 友だちに言った言葉で相手を傷つけたことがあります。自分は、冗談のつもりで言いました。振り返ってみると、僕の表情と声のトーンが冗談ぽさをなくし、相手に悪いイメージで伝わってしまいました。言葉を伝えるには、表情や声の大きさを工夫することが大事だと思います。また、自分で気付いたのですが、身ぶり手ぶりを付けて話すことも大切だと思います。表情、声の大きさ、身ぶり手ぶり、この三つが僕は大事だと思います。

絵文字で自分の気持ちを表現する(高津小 堀内 愉晏)

 私は、友達とのメールのやり取りをしていた時に、勘違いしたことがあります。私はその前日に少し髪を切っていました。友達はその次の日に切りました。メールで「髪の毛切ったんだ」ときたので、私は気づいてくれたと思い「よく気付いたね」と送りました。すると相手も私も混乱してしまいました。お互いに説明し、意味が伝わった後、私は?や!で自分の気持ちをちゃんと表現できる絵文字などを使った方が、顔が見えないメールでのやり取りをする時はいいなということを学びました。しかし、やはり、大切なのは相手と直接顔を合わせて話をすることではないでしょうか。

相手がどういう気持ちになるか考える(南高津小 山田 隆奨)

 ある日、友達と会話をしていた時、会話の中で僕は「なんで?」と質問しました。自分は普通に話したけれど相手は少し怒っているように見えたからです。だから「どうして怒っているの?」と聞いたら、相手は質問した時、きつく言われたように感じたからと言いました。これを聞いてぼくは、自分では意識していなかったので、これからはもっと相手が今どういう気持ちになるのか考えながら話したいです。

お互い気持ちよく会話できること(村上東小 高城 佳乃子)「高」は正しくは「はしごだか」

 友だちに間違えたことを言ってしまいました。すると、バカじゃないのと言われて傷つきました。ほかにも「うざい」などの言葉もよく聞くことがあり、私も周りに流されて使ってしまいます。その言葉がいやだと思うなら、今までその言葉を使っていないか振り返ってみることが大切です。そして、それは言い過ぎではないかと考えることも必要です。お互いが気持ちよく会話できることが言葉のキャッチボールの秘訣だと思います。

わからないことも勇気をもって(大和田西小 田澤 芽依)

 ミニバスの試合でプレーがうまくいかなかったとき、私はチームの仲間に「さっきのプレー、ミスしてごめんね。あのときどう動けばよかったかな」と聞きました。そうしたら「大丈夫だよ。あのときはこう動いて」と言ってくれました。最初は「責められたら…」という気持ちがありましたが、勇気を持って言ったら優しく教えてくれたので自信がつきました。これからは、わからないこと、悪いと思うことは勇気をもって言おうと思いました。勇気を持てば自信が持てるのです。

「ごめんね」は相手にきちんと伝えること(村上北小 小幡 栞奈)

 皆さんは、仲の良い友達とケンカしてしまったことはありますか。一度くらいは、誰にでもあるのではないでしょうか。そんな時、自分から謝ることはできますか。「ごめんね」というのは簡単なようで、とても難しいことだと思います。私も、友達とケンカしてしまい、なかなか謝ることができずにいたことがあります。そんな時、クラスメイトの子が「仲がいいからこそ謝りにくいかもしれないけど、勇気を出して謝ってみれば?」と私の背中を押してくれました。「ごめんね」は相手にきちんと伝えることが大事だと、改めて思いました。

気になった時は直接相手に聞いてみる(新木戸小 大楠 菜月)

 私が体験したことは、友達Aと友達Bのことについて話していたところ、Bが誤解してしまったことです。話の内容は、Bに好意的な話でしたが、内容まで聞こえておらず、悪口を言われているのでは?と勘違いされてしまいました。けれどもBが「何?」と聞きに来てくれたので、誤解を解くことができました。何か言われている時になった時は、直接相手に聞いてみると、勘違いですれ違うことをさけられると学びました。

前の話を覚えていると楽しく話せる(萱田小 竹原 茉琴)

 朝、一緒に登校している友達との出来事です。登校中に二人の好きなスポーツの話をしていました。試合の結果を教え合ったり、情報交換をしていました。ときどき、半年前くらいに話したことにつながる話をすることもあります。いつも「半年前の話を覚えていてよかった」と思います。ちゃんと覚えていたからこそ、楽しく話すことができました。好きなことをお互いに話すと知識も深まるし、おもしろいです。あの時、盛り上がっていたからこそ思い出となって記憶しているんだなと思いました。

場の雰囲気を大切にして(萱田南小 桑名 文葉)

 夕食を食べながら、私と母が好きな本の話をしていた時のことです。話が盛り上がっていたのに、その本のことを何も知らない父が、あきれ返るくらい初歩的な質問をして、思いっきり話の腰を折ってしまいました。場はしらけて話が続かなくなりました。それを見て私は、言葉のキャッチボールは難しいんだなと改めて思いました。言葉のキャッチボールは普通のキャッチボールとちがって、失敗したらそこで終わってしまうこともありうるからです。私はそんなことにならないように、これからは場の雰囲気を大切にして、発言しようと思いました。

きちんと言葉にする(みどりが丘小 吉田 千世)

 私はよく公園で友達と遊びます。この前おにごっこをすることになりました。「挟み撃ちはなし」というルールになりました。しかしすぐに問題がおきました。おにがつかまえた人が偶然挟み撃ちの状態になっていました。逃げる人は「ずるだよ」と言い、ケンカになってしまいました。ルールに「偶然挟み撃ちになった場合」など詳しく決めるべきだったと思いました。きちんと言葉にしてお互いルールについて一致しているか聞き合って確認するとトラブルになりにくいことがわかりました。

勇気を出して話しかけたら(八千代台東小 田澤 伶佳)

 児童集会のレクでペアを作るとき、せっかくだから「あまり話したことがない子とペアになりたい」と思って勇気を出して話しかけてみました。「一緒にペアになってくれない?」と言ったら「うん、いいよ」と答えてくれました。話をしてみて気が合うなと思ったり、同じところで盛り上がったりしたので、楽しくて時間があっという間 でした。今まで話したことのない子と話してみたら気があったので、積極的に声を掛 けて、もっと気が合う友だちを見つけたいと思いました。

中学生の意見

自分から明るくあいさつ(八千代中 味田 さゆり)

 私は前に学校の行事でお世話になるお客さんを案内していて、先輩にあいさつができず不機嫌にさせてしまったことがあります。私は案内していたお客さんと話していたし、先輩も他の人と仲良く話していたので会釈で済ませてしまいました。今考えてみると絶対にあいさつできないわけではなかったと思いますし、私がもし先輩だったら同じような会釈に気付けなかったと思います。次同じような場面になったら、自分から明るくあいさつして先輩と言葉のキャッチボールをできるようにしたいと思います。

相手のことも頭に入れて会話する(睦中 粟飯原 暉)

 「ちゃんとやれよ!!」その一言に返ってきた反応は反発でした。合唱コンクールの練習で、真剣に歌っていない人がいて、どうしてもしっかり歌ってほしくて厳しく注意したら、相手はもっと反発しました。僕は「この人には良いところをどんどん見つけて、寄り添う感じで注意していこう」と思いました。これからは直接話す場合、どんな風に接するのか、常に相手のことも頭に入れながら会話することが大切だと思いました。

大切なことは、電話や直接会って(阿蘇中 櫻井 涼乃)

 友だちと遠くへ遊びに行く約束をしたとき、SNSを使って連絡し合いました。しかし、遊びに行く日を友だちが見落としてしまい、準備がギリギリになってしまった経験があります。当日に買い忘れたものが見つかり、予定が崩れてしまい、残念な気持ちになったことを覚えています。それからは、約束をするときは、電話や直接会って内容を決めるようにしています。今後も大切なことは、電話や直接会って決めるようにしたいです。

5W1Hと相手の話に一言で返さないこと(勝田台中 足谷 翼)

 言葉のキャッチボールで私が心がけていることは二つあります。一つ目は5W1Hの「いつ、どこで、何を、なぜ、どのように、誰が」を意識して話すことです。二つ目は相手の話に一言で返さないということです。私は以前、相手が話していた内容とはズレた返答をしてしまったことがあります。今、ふり返ってみると自分はわかったつもりになっていたのだと思います。言葉のキャッチボールは、投げるのも受けるのもうまくいかないと言葉のキャッチボールは成り立ちません。きちんとボールを受け、きちんと理解することが大事だと感じました。

単語だけでなく文章で具体的に(大和田中 川合 彪央)

 それは、僕が家族と回転寿司を食べに行ったときの出来事です。普段通りお寿司を食べていた僕は、ふと値段が気になり妹に「いくら?」と聞きました。しかし、言葉のボールは暴投。気付いた時には妹がいくらのお寿司を注文していました。みなさんも単語で会話してしまうことはないでしょうか。日本語にはいくら以外にも同音異義語が多く存在します。また、地方によって同じ単語でもイントネーションが違うと大阪出身の父の言葉を聞くと分かります。だからこそ、単語だけでなく文章で具体的に言葉のキャッチボールをすることを心がけています。

色々な人と繋がりを広げられるように(高津中 吉田 日和)

 僕は一年前の一年生で、まだ部活に入部したての頃、ある体育の授業で不思議な出会いをしました。僕の中学校生活が本格的に始まったのはこの時といっても過言ではありません。同じ部活に入った同級生に「おう!吉田!!」と気さくに声をかけられた時、とても嬉しくて今でも鮮明に覚えています。このことをきっかけに、たくさんの人と知り合い、仲を深めることができました。色々な人と繋がりを広げられるようにキャッチボールをしていきたいです。

意味や具体例を自分なりの言葉で(八千代台西中 齊藤 那津樹)

 私は部活動の部長を務めています。部活で毎週月曜日に日誌を提出しますが、日にちが経つにつれて部員の書く意識が薄れていってしまいました。そこで「日誌を提出して」と伝えましたが、提出してくれる人はなかなか増えませんでした。原因を聞くと「見学で何を書けばいいか分からない」などの意見が出ました。私はただ提出してもらうだけで、書く本当の意味を考えたことがありませんでした。日誌を書く意味、書き方の具体例を自分なりに考え、自分なりの言葉で伝えると、提出者が増えました。

素直に聞き、言葉を選んで言おう(村上東中 衛藤 杏花)

 清掃のリーダーを友だちがやることになっていたのに「やっぱり私やらないから!」と仕事を投げ出され、私は「なんで?やるって決めたのに?どうして?」と思い、強い口調で次々と思ってもないことまで言ってしまいました。後で聞くと、友だちは私の言い方がきついと思っていたそうです。振り返ると、もっと冷静に相手の話をちゃんと聞けばよかったと後悔しました。この出来事から、自分の意見はきちんと言葉を選んで言うこと、相手の話を素直に聞くことで、勘違いも未然に防げることを学びました。

自分の言葉で友だちを励まそう(東高津中 岩井 英惠)

 部活の仲間とコミュニケーションのことで悩んだ時期があり、友だちに相談したところ親身になって話を聞いてくれ「みんな応援しているよ!」と励ましてくれました。それを機に私はこれからもっと頑張ろうと思うことができました。これからは同じようなことで悩んでいる友だちがいたら相手の立場になって言葉をかけ、自分の言葉で友だちを励まそうと思うようになりました。悩みごとがあったら、友だちに相談することで解決の糸口になるかもしれないことを学びました。言葉の持つ効果やパワーを上手に使っていきたいです。

質問を投げかけると会話が広がる(村上中 諏訪 真美子)

 学校の帰りに友達との会話で「昨日の○○行ったんだ」と言ってくれた友だちに「そうなんだ」とだけ答え、会話が終わってしまい、気まずい空気になりました。そこで「何をしたの?」と聞いてみると、会話が続き、話が弾んでいきました。相手が話してくれたことに、返事や相づちだけじゃなく質問を投げかけると会話はどこまでも広がっていくのだと気付きました。これからは、たくさん質問をして会話を楽しんでいきたいです。

相手の目を見ること(萱田中 翠川 智也)

 僕は普段会話をする時に、相手の目を見ることを意識しています。なぜなら、過去に話し相手を不愉快にさせてしまったからです。夕食の時間に僕は母に学校での出来事を話していました。しかし、後ろに映っていたテレビに目が行ってしまい、会話もいい加減になってしまいました。すると母の話したいという気持ちもなくなってしまいました。この体験から何かをしながら言葉のキャッチボールは出来ないことを学びました。会話をしてお互い気持ちよく理解しあえていると思えた瞬間こそ言葉のキャッチボールができた証だと思います。

見た目で話さないのはもったいない(秀明八千代中 藤本 愛)

 1年生のとき、スピーチコンテストの競争相手になることから、姉妹校の子と話をしませんでした。2年生になり、その姉妹校とイギリス英語研修に行きました。帰国直前にパーティーが開かれ、そのときにコンテストに出場していた子と一緒だったので、せっかくだからと思い話しかけてみると、話しやすくて楽しい会話をすることができました。しかし、私が話しかけたのは帰国する1日前で、少ししか会話ができませんでした。このことから人を見た目やライバルだからという理由で話さないことは、もったいないと改めて感じました。

表情や声のトーン、あったほうがいい(八千代松陰中 吉留 黎)

 言葉のキャッチボールのコツは、「表情」だと思います。僕は以前、テストの点数をメールで友人に自慢されたとき、「すごいね」と送り返したことがあります。自分としては、素直に感心した気持ちを表したつもりだったのですが、「お母さんが子供や赤ちゃんを褒めているみたいだ」と言われてしまいました。小馬鹿にしたと誤解されたようなので、翌日、直接会って謝り、許してもらえました。この経験から、自分の意図を相手が汲み取りやすいように伝えるには、表情や声のトーンがあったほうがいいと思いました。

高校生の意見

どこまで知っているか確認すること(八千代高 二田 佳奈恵)

 言葉のキャッチボールのコツは、相手が自分のしたい話についてどこまで知っているか確認することだと思います。相手が知らないまま自分の話したいことを話してしまうと話が噛み合わなくなってしまったり、つまらなくて相手がキャッチボールをやめてしまったりするかもしれません。自分が話したいときでも相手の知識量やその話についての理解度をよく考えて、話す割合やはじめ方を気を付けるべきだと思います。

思いやり、寄り添うことが大切(八千代東高 サライサイ ノリカ)

 バスケ部部長だった中学時代に仲間との関係が上手くいかず心が折れたときがありました。そんなとき顧問の先生に呼ばれ、「相手にどう思われるかではなく、相手をどう思うかだ」と言われました。そのとき初めて、自分の気持ちより、まず第一に相手を思いやり、寄り添うことが大切なことなのだと気付きました。高校生になった今でも、そのことを心の中に刻み続けて、いかなるときも、どのような立場に立っても、相手に寄り添い大切に思うことを忘れないようにしています。

会話もしっかり中身を確認しつつ(八千代西高 石田 真矢)

 友達と会話している時、たまに途中から二人の話が合わなくなって、お互いが「えっ?」と話に詰まってしまうことがあります。その時はどこからおかしくなったのか、2人ともわからないので、話していた内容を1から整理していくのですが、こういう時って言葉のキャッチボールができてないんだなって感じます。会話もしっかり中身を確認しつつ、進めていかないといけないなと感じました。

スルーしないで、返事は返して!(千葉英和高 地蔵堂 美晴)

 高校1年生の夏、中学の後輩の夏季大会の応援に行くのに、中学の頃の友だちと差し入れする話をSNSでしていました。友だちはそのことについてスルーした上、全く関係ない話をしたため、私は嫌な気分になりました。返事がないということは行きたくないってことかなと、いろいろ考えたりもしました。その後、私がそのことを伝えてきちんと話し合い解決しましたが、ささいなことであっても返事は返すべきだと思いました。

言葉を選んで丁寧に(八千代松陰高 愛川 侑生)

 友達は大切な存在で会話の中で学ぶこともたくさんあります。しかし、この前学校での会話で友達を傷つけてしまいました。友達が「この問題はどうやって解くかな」と聞きました。僕は他意なく「なんでここがわからないの?」と言いました。友達はとても嫌な顔をしました。後で思い返して気づきましたが、僕は「どういう感じでわからないの?」と聞いたつもりでしたが、友達には「そんな問題もわからないの?」と聞こえたようでした。申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。言葉を選んで丁寧に言わないと、相手に伝わらないこともあるということを身に染みて感じました。

聞いてほしいときは、まず自分から(秀明八千代高 田崎 彩夢)

 「お願いします」と正直に言ってみました。いつもはとりとめのないことを話す母と真剣に話がしたくて、自分の志望職業や目標を話しました。思いが伝わったのか、真剣な顔で聞いてもらえました。進路のことは難しいと思っていたけど、母のアドバイスもあり、簡単に決められました。話し終わると、ふと「うれしい」と感じました。真剣に聞いてもらえることがこんなにうれしいことだと思いませんでした。これからは、相手に聞いてほしいことがあるときは、まず自分がその姿勢を見せることから始めたいです。

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