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服部友則市長 所信表明

ページID:0001610 更新日:2025年6月16日更新 印刷ページ表示

 令和7年八千代市議会第2回定例会の開会に当たり、一言御挨拶及び所信の一端を申し述べさせていただきます。

 去る5月18日に執行された八千代市長選挙におきまして、市民の皆さまからの信託を受け、引き続き3期目の市政運営を担うことになりました。このことは誠に光栄でありますとともに、その重責に改めて身の引き締まる思いでございます。

 これまでを振り返りますと、平成29年に市長に就任して以来、一貫して「子どもが第一の市政」を掲げ、子どもは未来を担う、八千代市のみならず日本の宝との思いから、子育て支援や教育の充実を軸に、子どもと子育て世代を支援する取組を重点的に進めるなど、市政運営にあたってまいりました。同時に、コロナ対応や物価高騰といった喫緊の課題をはじめ、旧市民プールの跡地問題や人口増加に伴う小学校不足など、先送りすることのできない課題においても解決に向けて着実に取り組んでまいりました。
 3期目におきましても、これまでの2期で築いた基盤をもとに、市民代表である議員の皆さまとの更なる信頼関係を築き、初心を忘れず全力で市政運営を進めてまいります。
 私は今回の選挙において、「住みたい・行きたい・働きたい」と思っていただけるまちを実現し、本市が「選ばれるまち」となるよう、9つのビジョンを掲げさせていただきました。それでは、これからの市政運営における主な施策について、私が掲げたビジョンに沿って概要を申し上げます。

 まず、ビジョン1は、「豊かな心と文化を育むまちづくり」です。
 小・中学校体育館のエアコン設置や西八千代地区の中学校整備を行うほか、ICTや英語教育の強化など次世代を担う人材育成を進めるとともに、東葉高速線の通学定期の割引率の引き上げにより、子育て世帯の負担軽減を図ってまいります。
 これらの施策により、子育て・学びの環境を充実させ、次世代が育つまちを目指してまいります。

 次に、ビジョン2は、「ともに支え合い、健やかに過ごせるまちづくり」です。
 子育て世帯が、仕事と子育ての両立ができるよう支援を強化するほか、保育施設の充実や学童保育所の整備、放課後子ども教室の拡充を進めるとともに、母子保健と児童福祉の両機能が一体的に相談を行う「こども家庭センター」を設置することで、子育て相談窓口の更なる強化を図ってまいります。
 さらに、待機児童の解消に向け、保育士・幼稚園教諭の確保や処遇改善を図ってまいります。
 また、バリアフリーの更なる推進とともに、介護の不安を払拭するため、在宅介護サポートの更なる充実を図ってまいります。
 これらの施策により、子どもから高齢者まで、誰もが安心して暮らせるまちを目指してまいります。

 次に、ビジョン3は、「安心・安全に暮らせるまちづくり」です。
 防災道の駅やちよの整備に加え、老朽化した上下水道施設の更新・耐震化を図るとともに、避難所や公共施設での熱中症対策を進めてまいります。また、自治会などが防犯カメラを設置する際の更なる支援を図るとともに、市が管理する防犯カメラについて適切に維持してまいります。
 さらに、交通事故を未然に防ぐための防止策の充実を図るとともに、特殊詐欺を未然に防ぐため、広報やちよ、ホームページ等による広報活動、青色回転灯装着車両による巡回パトロールの実施などの防止策の充実を図ってまいります。
これらの施策により、防災・防犯・インフラを整え、災害や犯罪に強いまちを目指してまいります。

 次に、ビジョン4は、「快適で環境にやさしいまちづくり」です。
 第5次総合計画後期基本計画のゾーニング計画を軸にエリア別のまちづくりを進め、地域ごとの魅力を引き出すとともに、京成本線沿線の活性化に向けた施策を進めてまいります。
 また、交通不便地域の解消や交通量に対応した体系的な道路ネットワークを形成するなど幹線道路の渋滞解消を図るとともに、跡地活用による公共施設の再編や有効活用を図ってまいります。
 これらの施策により、身近な施設や環境がもっと便利になるまちを目指してまいります。

 次に、ビジョン5は、「にぎわいと魅力を生み出すまちづくり」です。
 八千代市の四季折々の花を生かし、花の観光都市としての魅力向上を図るとともに、本市出身アスリートの応援や活動できる環境の整備の推進、映画などのロケ地支援や誘致などを行ってまいります。
 また、引き続き、関係団体と連携して、地域の飲食店や観光施設の支援などを進めてまいります。
 これらの施策により、花・文化・スポーツで、本市の魅力をもっと発信できるまちを目指してまいります。

 次に、ビジョン6は、「地域の個性を活かしたまちづくり」です。
 地域の伝統行事や歴史スポットのPRなどを図ってまいります。
 また、印旛沼・印旛放水路かわまちづくり計画や千葉うみさとラインプロジェクトにより、新川周辺の活性化を図るとともに、地元農家との連携による農業体験や独自ブランドづくりの推進、防災道の駅を活用した防災体験学習を展開してまいります。
 これらの施策により、歴史・文化・地域資源を磨き、活かすまちを目指してまいります。

 次に、ビジョン7は、「地域経済が元気なまちづくり」です。
 農業の6次産業化や直売所の強化により都市型農業の確立を図るほか、地元企業や商店への支援強化を図り、地域経済の循環を促進してまいります。
 これらの施策により、地場産業・商業・農業の底力を引き出すまちを目指してまいります。

 次に、ビジョン8は、「企業に選ばれるまちづくり」です。
 企業誘致及び定着を促進してまいります。
 また、雇用促進に向けた集中支援制度の拡充や産官学連携を活かした技術・人材のマッチング支援を進めてまいります。
 これらの施策により、企業誘致・支援で働く場を創出するまちを目指してまいります。

 次に、ビジョン9は、「多様な働き方を支えるまちづくり」です。
 高齢者や障がい者が活躍できる仕事・地域活動の場を創出するとともに、女性が働きやすい職場環境づくりや再就職支援の充実、若者や女性の起業支援を強化してまいります。
 これらの施策により、誰もが働きやすく、活躍できるまちを目指してまいります。

 以上、私が掲げたこれらのビジョンを実現するため、今年度からスタートした第5次総合計画後期基本計画を着実に推進し、市民の皆さまには今後も本市に「住み続けたい」、また、新たに本市に「住みたい・行きたい・働きたい」と思っていただけるまちを実現し、「選ばれるまち」八千代となるよう、市政運営に全力を尽くしてまいります。

 本市は、令和9年1月1日に市制施行60年を迎えます。昭和42年の市制施行以降、絶えず人口が増加し続けていることは、ひとえに先人の方々の御努力のたまものであり、ここに深甚なる敬意を表するものでございます。
先人から受け継がれたこの素晴らしい八千代市が未来に向けて更に発展していくために、引き続き、市議会議員の皆さまをはじめ、広く市民の皆さまの御理解と御協力を賜りますよう何とぞよろしくお願い申し上げます。

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