平成18年度当初予算の概要

　18年度予算が3月24日に市議会で可決されました。一般会計、5特別会計、水道事業会計を合わせた総予算額は892億9,803万円です。その内、一般会計は前年度の当初予算と比べ11.7パーセント増の493億4,000万円となっています。
　18年度予算の概要と主な重点事業についてお知らせします。

※ 金額表示を「万円」単位にそろえるため、1万円未満を四捨五入しています。このため、公表関係書類とは異なる場合があります。

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一般会計

【歳入合計493億4,000万円】

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歳出合計493億4,000万円

一般会計の主要事業を後期基本計画の5本の柱に沿って紹介

18年度は、後期基本計画並びに第3期実施計画の2年度目です。後期基本計画の5つの柱に沿って、一般会計の主な重点事業を紹介します。

1．健康福祉都市をめざして

保健医療福祉が一体となったまちづくり、また、お互いが思いやりと感謝の気持ちで支え合う地域社会を目指し、各種事業を行います。

【新規事業】

• 心身障害者援護事業（障害者自立支援）…1,584万円
  障害者自立支援法施行に伴う、障害程度区分認定及び給付業務を行います。
• 保育園民間移管事業…389万円
  公立保育園を適正配置するため、19年度を初年度として民営化を推進していきます。
• 母子（父子）寡婦等福祉事業（母子家庭自立支援給付金）…367万円
  母子家庭などに対する総合的な自立支援策の一環として、母子家庭の母の就業を効果的に推進するため、給付金を支給します。
• 公営墓地建設事業…3,512万円
  公営墓地建設に伴う、実施設計書策定委託などを行います（建設予定地は地図参照）

【継続事業】

• 乳幼児医療費助成事業…3億6,707万円
• 地域医療推進事業（東京女子医科大学附属八千代医療センター整備に関する財政支援）…8億4,000万円
• 成人保健事業…6億685万円
• 母子保健事業…8,544万円
• 予防接種事業…1億6,541万円

2．人間尊重都市をめざして

　市民一人一人が学習する機会に恵まれている地域社会。文化芸術スポーツと触れ合うことができる地域社会。子どもたちの健全な成長を願う教育環境の充実や性別などによる差別のない男女共同参画社会を目指し、各種事業を行います。

【新規事業】

• 中学校施設整備事業（校舎増築実施設計）…671万円
  萱田中学校の生徒数増加に対応するため、校舎増築に向けた実施設計を行います。
• スポーツ振興事業（第65回国民体育大会実施事業）…17万円
  平成22年に千葉県で国民体育大会が開催されます。市民が国民体育大会及び競技に関心を高めるとともに、競技会の運営全般にわたる習熟を図り、大会を成功させるため、国体準備室を設立し準備を進めます。

【継続事業】

• 特殊教育振興事業…1,499万円
• 適応支援センター運営事業…138万円
• （仮称）萱田小学校分離校及び総合生涯学習施設建設事業…21億6,459万円
• 小学校施設整備事業（屋内運動場耐震診断）…137万円
• 中学校施設整備事業（屋内運動場耐震診断）…148万円
• 市史編さん事業…752万円
• 市民文化振興事業（市民文化祭の開催）…70万円
• 青少年指導育成事業（子ども110番）…20万円
• 男女共同参画推進事業（男女共同参画社会づくり啓発事業）…20万円

3．安全環境共生都市をめざして

　防災消防体制の充実、地球規模的な視点に立った環境対策、ごみの安全処理体制の充実や減量化の推進、環境美化の推進などを目指し、各種事業を行います。

【新規事業】

• 廃棄物処理企画調整事業…351万円
  市民の皆さんにごみ処理の状況を直接見てもらい、認識を深めてもらうため、清掃センターの見学体制を整備します。
• 衛生センター施設管理事業（脱臭設備更新工事）…1億4,801万円
  中高濃度脱臭設備の更新工事を行います。
• 装備整備事業…797万円
  大規模災害時における迅速な消防の広域応援体制を構築するため、緊急消防援助隊用資機材（エアーテント一式）を整備します。

【継続事業】

• 災害対策施設整備等事業（防災行政用無線整備）…439万円
• 防災啓発事業
  自主防災組織活動補助金交付…409万円
  防災マップやちよの発行…420万円
  防犯対策事業（防犯灯の設置、維持管理）…4,033万円
• 水地質環境対策事業
  鋳物砂埋立地に係る環境調査…4,299万円
  吉橋内野南地区井戸諸元調査委託…80万円
  最終処分場恒久対策事業…10億972万円
  交通安全施設整備事業…6,133万円
  高野川上流排水整備事業…3,372万円
  勝田川改修事業…3,174万円
  急傾斜地崩壊対策事業…3,200万円
  消防本部中央消防署庁舎建設事業…18億8,547万円
  車両整備事業…1億2,514万円

4．快適生活空間都市をめざして

　生活者や利用者の視点に立った交通道路などの整備、上下水道の整備、将来のまちづくりを見据えた市街地の整備や、潤いとやすらぎを与えてくれる緑地や公園の整備などの各種事業を行います。

【新規事業】

• 東葉高速鉄道支援事業（鉄道駅エスカレーター等整備事業補助金）…3,077万円
  交通バリアフリー化の一環として、東葉高速鉄道（株）が八千代中央駅にエレベーターを整備する事業（上り下り各1基）に対して助成します。
• 道路改良事業（公営墓地進入路築造工事）…7,060万円
  ​公営墓地進入路として、小池11号線の整備を行います。

【継続事業】

• 東葉高速鉄道支援事業（出資利子補給）…8億2,400万円
• 道路台帳整備事業（公共基準点の再整備）…525万円
• 道路改良事業（勝田台74号線他の整備）…9,269万円
• 公共交通対策事業（ノンステップバス等導入事業費補助金）…1,257万円
• 公共施設循環バス運行事業（公共施設循環バス運行経費補助金）…4,800万円
• 市街地整備推進事業（西八千代北部特定土地区画整理事業負担金）…2億6,500万円
• 土地区画整理推進事業（辺田前土地区画整理事業負担金）…4,750万円
• 大和田駅南地区土地区画整理事業…5億5,760万円
• 街路建設事業…3億7,207万円
• 都市公園管理事業
  住民自治組織等による公園管理……60万円
  辺田前土地区画整理地内公園用地取得の負担金…1億5,000万円
  県立八千代広域公園建設事業（県立八千代広域公園建設負担金…7,008万円
• 緑地保全事業
  八千代台北子どもの森の用地取得…1億6,923万円
  高津小鳥の森の用地取得…2億6,669万円

5．産業活力都市をめざして

　生産性の高い活力ある都市型農業の確立、集客力のある商業環境づくりなど、産業経済の振興に向けた各種事業を行います。

【新規事業】

• 農業振興事業
  やちよふれあいの農業の郷基本設計業務委託…704万円
  ふるさとステーション対岸の島田地区で実施中の水田再基盤整備事業に併せて、農業活性化のための中核施設づくりを目指し、基本設計業務委託などを行います。
  農業振興地域整備計画策定基礎調査業務委託…368万円
  優良農地の保全などを目的とした農業振興地域整備計画の見直しを行うため、計画策定基礎調査業務委託を実施します。

【継続事業】

• 雇用対策事業…317万円
• 農業生産基盤整備事業（水田再基盤整備事業）…2,145万円
• 産業政策事業
  八千代ふるさと親子祭補助金…500万円
  八千代どーんと祭補助金…480万円
• 商工振興事業
  商業活性化推進事業補助金…405万円
  商店街共同施設設置事業補助金…98万円
  商店街等情報システム導入事業補助金…250万円
  中小企業資金融資事業…3億3,358万円

計画推進のために

　「市民との協動」、「市民自治の創造」、「自立する行政」の観点から「パートナーシップによる市政運営と市民自治の推進」を基本方針に定め、構想計画を推進するため、各種事業を行います。

【新規事業】

• 市民活動サポートセンター運営管理事業…4,675万円
  ゆりのき台5丁目30番6の市財産の集会場用地に、市民活動サポートセンターを建設します。
• 市税徴収管理事業市民税賦課事業資産税賦課事業（CVS収納化事業）…1,511万円
  納税者の利便性を図るため、コンビニエンスストアでの市税の収納を開始します。

【継続事業】

• 議会運営事業…986万円
• 八千代こども国際平和文化事業…478万円

特別会計

　特別会計5会計の当初予算は345億1,194万円
　特定の事業を行う場合や、特定の歳入を特定の歳出に充て、一般会計と区別する必要があるときは、特別会計を設置することができます。
市には国民健康保険事業や老人保健、介護保険事業など五つの特別会計があり、当初予算の合計は前年度比6.9パーセント増の345億1,194万円になりました。
［国民健康保険事業155億9,367万円（前年度比7.5％増）］

　加入者が保険料を出し合い、医療費負担を軽くすることで、安心して治療が受けられるようにする制度です。被保険者は約6万3,800人を見込んでいます。

［公共下水道事業41億3,403万円（前年度比6.1％増）］
　生活排水や雨水などの処理に必要な事業です。施設の整備や維持管理などに使われます。

［老人保健87億9,003万円（前年度比2.4％増）］
　14年9月30日までに満70歳になった人にかかる医療給付制度です。受給者は約1万2,500人を見込んでいます。

［公共用地取得事業4,423万円（前年度比59.9％減）］
　公共事業を円滑に進めるため、用地取得を行ったときに借り入れた市債の返還に充てるお金です。

［介護保険事業59億4,998万円（前年度比14.6％増）］
　高齢者が生涯にわたって自立して暮らすことができるよう、介護サービス健康づくり施策を提供する制度です。被保険者（第1号）は約3万1,200人を見込んでいます。

水道事業会計

水道事業会計は54億4,609万円に

　水道事業は公営企業です。必要な経費はすべて事業経営に伴う収入で賄う「独立採算制」をとっており、会計は収益的収支と資本的収支に分けられます。重点事業として、石綿セメント管からダクタイル鋳鉄管への布設替えなどを行います。

［収益的収支］
　経営活動の収支。収入は水道料金や納付金、支出は受水費や消毒用薬品代、企業債利息など。

［資本的収支］
　将来に備えた施設整備に伴う収支。収入は企業債や負担金、支出は建設費や企業債返還など。なお、収入が支出に対して不足している分は、内部留保金などで補います。