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「八千代市財政運営の基本的計画」は、平成26年度決算において、経常収支比率の上昇による財政硬直化や積立金残高の減少などが進行していたことを踏まえ、持続可能な財政運営を行いつつ、総合計画に掲げられた事業を着実に推進させるべく、中長期財政収支見通しをもとに目標とすべき財政指標を定め、職員一丸となって財政健全化に取り組んでいくための指針として、平成28年2月に策定されたものです。
計画策定から5年が経過し、本市の財政状況は、計画策定時と比較して、公債費負担比率、財政調整基金残高、市債残高に一定の改善がみられるものの、少子高齢化の進展等に伴う扶助費の増加や公債費の高止まり等を要因とした経常経費の上昇に歯止めをかけることができず、経常収支比率の上昇による財政硬直化が引き続き進行している状況となっています。また、新型コロナウイルス感染症による経済状況の落ち込みによる市税をはじめとする歳入の減、感染症対策に係る歳出の増などもあり、今後の財政運営はさらなる困難が予想されます。
こうしたことに加え、令和3年度は「八千代市第5次総合計画」の初年度となることから、近年の財政状況の分析をふまえて、計画期間、中長期財政収支見通し、財政目標、目標達成に向けた取組み等について見直しを図り、計画の改訂を行いました。
改訂にあたっては、基本的な構成は変更せず、計画期間の見直しと策定後のデータをふまえた資料の改訂、財政目標の修正等を行いました。
主な改訂のポイントについては、下記のリンクをご参照ください。
八千代市財政運営の基本的計画(平成28年度~令和10年度)には、持続可能な財政運営の確立に向け、限られた財源を効果的・効率的に配分し、計画的に事業を実施していくための基礎となる中長期財政収支見通しを掲載しています。
今後は、最新の情報をもとに年2回(決算確定後・当初予算成立後)のローリング(見直し)を行い、予算編成の際の基礎資料等として活用していくほか、ホームページで公表を行うことで、財政運営の透明性を図っていきます。