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令和6年の救急出動件数は12,198件、搬送人員は9,212人で、救急出動件数、搬送人員とともに過去最多を記録しました。(前年比+287件、+463人)
これは1日に平均33.4件、およそ43分5秒に1件出動しました。
出動件数を事故種別でみると、急病が8,084件と最も多く、全体の66.3%を占めています。(前年比+18件)次に怪我等の一般負傷1,923件(前年比+79件)、交通事故533件(前年比-19件)となります。
死亡 | 重症 | 中等症 | 軽症 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
高齢者 | 84 | 535 | 2,918 | 2,178 | 5,715 |
成人 | 13 | 170 | 1018 | 1,443 | 2,644 |
少年 | 0 | 7 | 128 | 224 | 359 |
乳幼児 | 0 | 13 | 190 | 267 | 470 |
新生児 | 0 | 2 | 18 | 4 | 24 |
合計 | 97 | 727 | 4,272 | 4,116 | 9,212 |
搬送人員を年齢区分別でみると、高齢者が5,715人と最も多く全体の62.0%を占めています。次に成人2,644人、少年359人、乳幼児470人、新生児24人となります。
(前年比高齢者+456人、成人+143人、少年+50人、乳幼児-177人、新生児-9人)
年齢区分
新生児:生後28日未満
乳幼児:生後28日以上満7歳未満
少年:満7歳以上満18歳未満
成人:満18歳以上満65歳未満
高齢者:満65歳以上
過去5年の推移を振り返ると、令和2年から令和6年にかけて、は救急出動件数と搬送人員ともに増加しています。
救急需要は高齢化の進展、疾病構造の変化などにより増加傾向にあります。特に高齢化の影響は顕著であり、搬送された方の6割が65歳以上の高齢者となっています。
また人口のさらなる高齢化の進むことにより、救急出動件数が今後も増加することが予測されます。