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A. 日本で最初に外国から輸入された消防自動車が、赤色だったからだと言われています。今は法律によって朱色と決められています。
A. 救急自動車の色は白色です。なぜ白に決まったかははっきりしませんが、救急の仕事が始まった当時、外国から輸入した車が白だったこと。また、白色が清潔なイメージであることなどが理由ではないかといわれています。
A. 消防自動車や救急自動車は、1分1秒でも早く現場に着かなければなりません。急いで現場に向かっていることを周りの人達に知らせるためにサイレンを鳴らして走っています。消防署に帰る時や、出動以外ではサイレンを鳴らしません。
A. サイレンと鐘は自動です。鐘は消防自動車が火事に出動する時にサイレンと一緒に鳴らします。サイレンだけ鳴っている時は、火事以外の交通事故などです。
A. 消防自動車や救急自動車は、普段、一般の車と同じです。しかし、火事や救急で出動する時は、一般道路での最高速度は時速80キロメートル、高速道路で時速100キロメートルと決められています。
A. 消防自動車にホースをつないで、ホースの先に筒先(管そうとも言います)という金属製の道具を使って放水し火を消します。大きな水槽付消防ポンプ自動車には水を積んでいますが、その水で足りない場合や、小さい普通ポンプ消防自動車は、消火栓や防火水そう・川・海・プールから水を吸い上げて使います。
A. 過去の記録を見てみると、空気が乾いている12月から2月の間が起こりやすいといえます。八千代市の過去5年間で起きた火事の原因で多かったものは、放火または放火の疑い、そして、コンロからの出火、たばこの不始末などでした。
A. 消防署で働く人は167人です。消防本部で働いている人を(消防総務課、予防課など)含めた、消防職員は全部で210人です。
A. 火事などの災害はいつ起こるかわかりません。いつ起きても出動できるように消防自動車の点検や整備、さまざまな災害に対応するために訓練や勉強をしています。
A. 消防隊、救助隊、救急隊はそれぞれの役割に沿った訓練をしています。簡単に説明すると消防隊は、ホースを早く上手に延ばすことや、放水訓練など、救助隊はロープを使ったり、色々な救助機材を使った訓練をしています。また、救急隊は救急資器材を使った訓練などを行っています。
A. 出動の指令が入ってから防火服を着て、だいたい1~2分以内には消防自動車へ乗り込んで出動しています。
各消防署・分署では、一斉指令(放送)とともに、事務室に設置された車両管理モニターで出動指令を確認し出動します。災害の内容によって最適な消防隊が選ばれます。
車両のモニターには災害場所や必要な情報が表示されます。
A. 救急自動車と消防自動車が、一緒に救急出動する時があります。それは、消防自動車(PUMPER)と救急自動車(AMBULANCE)が協力して活動することです。この二つの頭文字を取って「PA連携」と呼んでいます。症状が重い人の場合や、救急隊員だけで運ぶことが難しい時(狭い階段がある場所)などに運用されます。また、近くの救急自動車が別に出動している場合には、消防自動車が先に着いて、消防隊員が応急手当てを行うこともあります。
A. はしごは最大40メートル伸びます。これは、マンションの12~13階まで届く高さです。
※八千代市では中央消防署に40メートル、東消防署には30メートル伸びるはしご付消防車が配備されています。
A. 普通消防ポンプ自動車には水は積んでいませんが、水槽付消防ポンプ自動車には、1,500リットルの水を積んでいます。水槽付消防ポンプ自動車は、市内の各消防署に1台(合計5台)配備されています。
また、10,000リットルの水だけを積んだ小型動力ポンプ付き水槽車もあります。この車は中央消防署に配備されています。
水槽付消防ポンプ自動車
小型動力ポンプ付水槽車
A. 八千代市では、消防ポンプ自動車や救助工作車、はしご付消防自動車、小型動力ポンプ付水槽車など15種類の車両があり、全部で33台あります。
A. トップページの「消防本部の紹介」の中でも「八千代市内で活躍する主な消防車両」を紹介していますが、ここでもわかりやすくいくつか紹介します。
消防車の中は、無線機や車両運用端末装置(これはコンピュータで表示された地図に、災害が起きた場所や各消防車の位置、消防水利などが映ります)、衛星携帯電話、現場作戦図、空気呼吸器(空気ボンベ)、ガス検知器、強力ライト、カメラ、ロープなどが積んであります。
水槽付消防ポンプ自動車は、1,500リットルの水を積んでいます。また、長さ20メートルのホースを沢山積んでおり、消火栓やプール、防火水そうなどから水を吸い上げ、このホースを使って放水します。
車両の上部には三連はしご、後部にはホースカーというホースを延ばすための小さな車を積んでいます。
この他、救急隊との連携活動ができるよう、救急資器材も積んであります。
水槽車には10,000リットルの水を積んでいます。
また、震災時には消火用水の他、飲料水を運ぶ給水車としても活動できます。
救急自動車はケガをした人や具合の悪い人を急いで病院などへ運ぶ車両です。車内には、ストレッチャーといって人が横になったまま移動できる車輪の付いた担架や、AED(自動体外式除細動器)、人工呼吸器などたくさんの救急資器材が積んであります。
救助工作車には人命救助に必要な道具が、約150種類積んであります。その中で、交通事故でつぶれた車を切ったり、開いたりできる資機材を紹介します。
写真(1)の上がカッター、下がスプレッダーと言います。カッターは42トンの力で切ることができて、スプレッダーは7.6トンの力で開くことができます。
指揮車は、無線機器を使って災害現場で活動中の各隊に指示を出したり情報交換をしたりする車で、指揮隊が乗ります。
車内には、災害現場で指揮をするために必要な道具がたくさん積まれています。
化学消防ポンプ自動車は、水で消すことができないガソリンなどの危険物が燃えている火災で使用する消防自動車です。泡状の消火薬剤によって消火することができます。
A. 消防の服装は大きく分けて活動服・救急服・救助服の3種類に分類され、その他に出動する事案によって装備が変わります。
消防隊員が勤務中に着ている服装です。(活動服)
消防隊員が消火活動時に着る服装です。(防火服)
消防隊員が救急隊の支援活動時に着る服装です。
救助隊員が勤務中に着ている服装です。
救助隊員が、救助事故等に出動する時の装備と、その服装です。
救助隊員が、火災現場に出動する時の服装です。
救急隊員が勤務中に着ている服装です。(写真は夏用)冬用は長袖になります。
救急隊員が救急出動時に着る服装です。